ぽんめるん

男と女のぽんめるんのネタバレレビュー・内容・結末

男と女(1966年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

「愛故に苦しむ」の片鱗に触れることが出来る映画。
愛は苦しい…(にわか)
あと終始ダバダバしていた…
偶発性と入れ替え不可能性が描かれていて、こういうのを運命って言うのかーと微睡みながら鑑賞。

たまに近所にいる50年くらい寄り添ってるらしい老夫婦とかもこういうドラマを経ていたのかもしれないと思いを巡らせた。
そりゃ大事にしますよねーと。
当時これが恋愛のロールモデルだったと思うと、震える。
そしてマッチングアプリ、あんたすげえよ。

ただ、出会いは増えているのに寂しい人が多い問題が現代には横たわる。
簡単に出会える反面、
他にもいい感じの人が無限にいるように錯覚してしまう。
まさに本作で描かれているような、
相手と根気強く向き合ったりする必要がない(超コスパ悪い)のが、
演じ合う関係を超えた関係に移行できないむしろ原因なのではあるまいか、と。

ともあれ2023年現在にこの作品を映画館で観られた機会には感謝しかない…!
デジタルリマスターいいぞ。