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男と女のpandaのネタバレレビュー・内容・結末

男と女(1966年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

女心はわからないです。

長い映画なので、もし、途中で見るのをやめたくても最後まで見ることをおすすめします

約30年前に鑑賞済みでしたが、大人の映画としか認識できず、ダバダバダ♫しか、印象に残ってなかった。

まず!アンヌを演じたアヌーク・エーメ(初めにレビュー出したときにお名前を間違えてました。申し訳ありません)が美しすぎるからか、冷たい印象に感じてしまい、感情移入しづらかったのかも。。特に、自動車の中で手を握られたときのあの固い冷たい表情…今回見ても冷たかった。

それから、「愛してる」と自分から電報を打つのに、夫のことを肝心のシーンで思い出してしまう、心の中の旦那さんは死んでない!見てる側は「何?この人!」と思うけれども、それが女心…。美人だからか冷たく見えるけど、実は一途という、本人もそれに気づいてなかったけど、このタイミングで気づくのですか?とも思うけど…指輪をはめ続けていたことに気づくべきではあった。正直に話してお互い分かれるところも清くて良かった。

そして、汽車の中で心に変化というか乗り越える力をもてたのだなぁ、
ジャン・ルイも、車を走らせながらもう一度会いに行く勇気を出すんだなぁ、さすがレーサー汽車より速く着いて待つところが憎い。

そのあたりがうまく、映画に出てると今回は思いました。
うーん。なかなか、いい映画でした。

個人的に気に入ったのは、
お互いが子供を連れてのレストランでの食事が自然で和やかで、微笑ましい。アントワーヌの可愛い声!食事を取り分けてやるジャン・ルイの親らしい姿。

ジャン・ルイが、心の中で、妄想しながら、自動車を走らせる場面も良かった。この人のつぶやきがなかなか、よかった。わかる、わかるよ、と。

フランソワーズ(聞き取り間違えてたらすみません、アンヌの娘)のかぶっている毛糸の帽子が可愛い!あのようなの、私も、小さい頃、母が編んでくれてかぶらされてた。

ジャン・ルイのレーサーという職業柄、かなりレースの場面が出てきて、楽しめました。夜中にテレビでF1や車の番組を車好きの弟とよく見たことを思い出した。今見てもかっこいいスポーツカーが出てきた。アントワーヌと海辺で車を走らせる場面も良かった。

DVD特典映像も見応えあります
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