このレビューはネタバレを含みます
参った。降参です。
なんだこの終わり方。
100億点だ!
クライマックスが凄い。
最後の晩餐が茹で卵。
自分の信念を曲げた中で得た仕事に満足できず、猪突猛進なロゼッタは母と無理心中を図ろうとする。
ガスボンベでの自殺のため、重たいガスボンベを運ぶ長いワンカット。
自殺することさえ、大変なのだ。
そんな中、
あるバイクの音が近づいてくる。
あ、あの元同僚だ。
ここで、音楽を使わない演出が生きてくる。
元同僚は無言で、バイクの音だけで、ロゼッタの裏切りを非難する。
泣き崩れる。ロゼッタ。
死ねさせてもらえない。
まさに生き地獄。
素晴らしい。