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三十九夜のLeMasTのレビュー・感想・評価

三十九夜(1935年製作の映画)
4.5
アルフレッド・ヒッチコック監督作品。無実の罪を着せられた男が、スパイ組織の陰謀を知り真実に迫る巻き込まれ型のサスペンス追走劇です。

ヒロインは次回作の『間諜最後の日』でも続投となるマデリーン・キャロル。キレイな女優さんです。

またヒッチコックのスパイものか...、あれ?面白いぞこれは!個人的にはハズレ作が多かったヒッチコックのスパイもの。アタリ作とは珍しい✨

追走劇ということで、こっちの番とあっちの番が分かりやすく話を追いやすい。これぞヒッチコックとも言える話の流れもそうですが、彼らしい撮影に対する工夫や凝られた演出は見事で、イギリス時代の傑作と言われているのも納得。これ一本観ればヒッチコックを満喫できます。まさに集大成。

時間も90分弱で、何というか無駄がないですね。

.....ヒッチコックがゴミをポイ捨てしてた...。
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