三十九夜の作品情報・感想・評価

「三十九夜」に投稿された感想・評価

LaserCats

LaserCatsの感想・評価

3.8
国家機密流出に関するスパイもの。
今や珍しくもない巻き込まれ型サスペンスだけど、やっぱりヒッチコックの映画って面白いなと思う要素がいっぱい。テンポもよくてあっという間でした。
後に色々作られる巻き込まれ型の先駆けみたいなサスペンス。

画角やカット割りは勿論のこと、無音を含めた音の使い方までが上手くて、こういう遊び心のある演出が多いとヒッチコック映画は面白い。(特に車内から車外に1カットのように移行するシーンは現代映画でも中々見られないようなものでたまげた)

オチにはちょっと肩透かしを食らったけれど、全体的に工夫が凝らされていたから21世紀の今見ても満足のいく映画となっていた。
Qちゃん

Qちゃんの感想・評価

3.6
スパイ事件、無実の罪で逃げる男の逃走劇、列車、劇場、手錠の逃避行、ひょんな出会いから生まれそうなロマンス、独特のコメディセンス、そしてハラハラする心理サスペンス。その後のヒッチコック作品にバンバン生かされる要素が短い作品内に所狭しと散りばめられている。

彼の後期の作品からは考えられないほど展開が早い早い。超マキ気味食い気味。全部が全部詰め込みたい若さとパワーと情熱を感じる。そしてそれが話や諸々の荒さをカバーしちゃってるから、こういうやり方もありかも。

手錠逃避行からが楽しくて観やすかった。個人的には、ヒッチコック作品はスパイ系よりサイコサスペンス系の方が好きだ。

しかし、英国映画協会による20世紀の英国映画トップ100で4位にランクインだったって、こんな荒削りの作品で?もちょっとなんかあるだろ。。

あと、邦題はなんでこうなってんの?キーワードの原題の方も、命名由来は原作になら載ってるんだろうか。。
50Kenzo

50Kenzoの感想・評価

4.0
ひょんなことから陰謀に巻き込まれ、殺人犯の汚名を着せられた男のお話。

上げては落とされる展開に意外な伏線と、最後まで楽しく観られました。

主人公に悲壮感がなく妙に飄々としてたのも軽やかでgood(-_-)
hiroki

hirokiの感想・評価

3.3
記憶屋といえばこのミスターメモリー。悪い教授も出てくる。主人公が撃たれたあと農家のDV親父にジャンプカットしてコートに入れた讃美歌集が無くなってるってとこ上手い
本当はペドロ・コスタに行くつもりだったのだけど、体調が良くないので家でBSを見る。
既に非の打ちどころないヒッチコックを堪能。
No.91
ヒッチコック映画はどれも苦手なんだけど、これは好き。でもプロットとか雑すぎて正直ドーナット以外の魅力はない。
のん

のんの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます


シンプルだけど見どころ盛りだくさんなスパイものミステリー。
ざっくりしててロマンチックで気軽に楽しめた。

記憶屋が出てきた時点で先は読めてしまうけどそれはきっと今見てるからだよね。
20世紀の英国映画トップ100 (BFI Top 100 British films) では4位にランクされており、英国時代のヒッチコック監督作品中、あらゆる意味で最も完成された作品と言われている。
満員のミュージック・ホールにやって来た外交官が偶然、発砲事件に遭遇し女性スパイの刺殺事件の犯人に仕立て上げられ、逃走するが警察、秘密組織の両方から追われることになる…。

アメリカに移ってからの傑作『北北西に進路を取れ』と同様にたまたま事件に巻き込まれ、組織から追われるスタイルは英国時代から確立していたことを再確認した。ストーリーの面白さ、その筋立ての巧みさ、登場するキャラクターの個性、会話のユニークさ、そして英国映画らしいユーモア。どれをとっても第一級の出来映え。 さすがサスペンスの神様と称えられるヒッチコックならではの見事な作品。
naokit

naokitの感想・評価

3.1
やはり初期のヒッチコック作品も面白い。
「北北西に進路をとれ」など、後の作品のベースとなるような巻き込まれ型逃亡劇。
なんとも言えないスピード感で展開して行くのがヒッチコックらしいのです。
しかし、何故邦題を「三十九夜」にしたのかな?
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