三十九夜の作品情報・感想・評価

「三十九夜」に投稿された感想・評価

ayato

ayatoの感想・評価

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暖炉より湯湯婆より、愛する女が知らない間に掛けてくれる毛布ってワケ
ヒッチコック映画はイギリス時代~アメリカ時代まで概ね網羅的に観ているが、観る度に楽しい。

ロンドンの劇場で銃声が響き、観客たちが混乱して逃げる。その中にハネイという男が居て、女性を自分の部屋に匿う。
⇒ しかし、ヒッチコック映画では劇場のような大衆が居る場所で何か起こることが多い。『知りすぎていた男』然り、『引き裂かれたカーテン』然り。

匿った女性が刺殺され、ハネイは殺人犯として追われるが、殺された女性から聞いた言葉「国外にイギリスの機密情報が持ち出される。小指の先が無い男に注意。『39階段』という言葉も…」をしっかりと認識しながら逃げて、国家機密を持ち出そうとする犯人を追う展開。
これまた、追いつ追われつのヒッチコック的展開。

途中でハネイは彼を疑う女と手錠で繋がれて逃げることになる。
この手錠についても、興味深い内容が、名著「ヒッチコック・トリュフォー」でも語られている。

ヒッチコック・スタイルの原型となる佳作である。
Honest

Honestの感想・評価

2.5
ラスト10分くらいでエンディングが予想できました笑
また現代にはない昔ながらの恋愛が見てて懐かしいさを感じました
イシ

イシの感想・評価

4.5
好き好き。追われつ追いつな主人公が、必死なんだけど、ちょっとすっとぼけてて楽しい。
列車の中の追いかけっこ普通にかっこいいからニクいぜってなる。
途中で演説かまして大喝采をあびてまうところとか、お姉さんとの再会につなげるためのシーンだけどそれだけじゃなくて、観客を笑わせられる余裕があるから、そういう遊び心がほんとに良きです。
ヒッチコックの映画ってエンディングが突然すぎるやつが多い気がする
Taul

Taulの感想・評価

4.0
『三十九夜』(1935) ヒッチコック英国時代の代表作。現在の映画で見られるようなサスペンス要素が満載で楽しい。盗まれた国家機密、謎の女スパイ、鉄道アクション、銃弾と小道具、逃亡中のロマンス...。語り口のスピード感とカメラワークの工夫も見事。ヒッチの天才ぶりと原点を見た感覚。
ストッキングを下ろすエロス、ウィットにとんだ逃避行、グロテスクさ、ヒッチコックらしさがつまった傑作!
さとう

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3.3
北北西に進路を取れの要素が詰まっている。手錠で繋がってしまうシチュエーションコメディまでもやる。しかし、ラストがいささか納得がいかない。
MASAYA

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3.5
原題が『The 39 Steps』なので、邦題も『三十九階段』で良いのでは?と感じました。

とある女性諜報員が死に際に国家機密の保全を一般男性に託したものの、その男性は殺人の容疑をかけられ、とある人物に会うための逃亡生活が始まる。

20世紀の英国映画トップ100 (BFI Top 100 British films) において4位ということでかなり楽しみにしていたんですけど、期待値を上回りはしませんでした。

とはいえ道中の様々な困難にウィットの効いた対応で乗り切るのは見応えがありますし、オープニングで尺を使った前振りが、後半しっかりと機能していたのでその点は非常に見事でした。


2017.12.25
t

tの感想・評価

4.0
女に巻き込まれた男がまた他の女を巻き込むっていう。主人公はアイデンティティすら無いかのように変装し、偽名を使い、別の身分の人間を演じ続ける。たかが映画、の恐ろしさ。
マデリーン・キャロルの手錠プレイやストッキング脱ぎにはヒッチコックのブロンド美女への欲望があからさまに出ていてとても良い。
ミスターメモリーと舞台空間、突き立てられたナイフ、胸ポケットの聖書、列車の窓から飛び出て移動、小指の欠けた悪役など。
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