三十九夜の作品情報・感想・評価

「三十九夜」に投稿された感想・評価

のん

のんの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます


シンプルだけど見どころ盛りだくさんなスパイものミステリー。
ざっくりしててロマンチックで気軽に楽しめた。

記憶屋が出てきた時点で先は読めてしまうけどそれはきっと今見てるからだよね。
20世紀の英国映画トップ100 (BFI Top 100 British films) では4位にランクされており、英国時代のヒッチコック監督作品中、あらゆる意味で最も完成された作品と言われている。
満員のミュージック・ホールにやって来た外交官が偶然、発砲事件に遭遇し女性スパイの刺殺事件の犯人に仕立て上げられ、逃走するが警察、秘密組織の両方から追われることになる…。

アメリカに移ってからの傑作『北北西に進路を取れ』と同様にたまたま事件に巻き込まれ、組織から追われるスタイルは英国時代から確立していたことを再確認した。ストーリーの面白さ、その筋立ての巧みさ、登場するキャラクターの個性、会話のユニークさ、そして英国映画らしいユーモア。どれをとっても第一級の出来映え。 さすがサスペンスの神様と称えられるヒッチコックならではの見事な作品。
naokit

naokitの感想・評価

3.1
やはり初期のヒッチコック作品も面白い。
「北北西に進路をとれ」など、後の作品のベースとなるような巻き込まれ型逃亡劇。
なんとも言えないスピード感で展開して行くのがヒッチコックらしいのです。
しかし、何故邦題を「三十九夜」にしたのかな?
ayuka

ayukaの感想・評価

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ねえこれ1935年の作品ですか!?!?ほんとかよ!!!信じられない。
私にとって初のヒッチコックの映画となりました。ヒッチコックといえばホラーとかスリラー映画のイメージしかなかったけれどこういうのも撮っているんだね。
最後の最後でオチは読めても面白かった。何本も近代の映画をみてきてるのに85年ほど昔の映画にハラハラさせられました。
昔の映画ってあんまりみたことないけど、外のだだっ広い荒野で超広い画でっていうのみたことなかった。白黒で4:3でフィルムで荒野のエクストリームワイドショットはカッコよかった。雰囲気が好き。
ayato

ayatoの感想・評価

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暖炉より湯湯婆より、愛する女が知らない間に掛けてくれる毛布ってワケ
ヒッチコック映画はイギリス時代~アメリカ時代まで概ね網羅的に観ているが、観る度に楽しい。

ロンドンの劇場で銃声が響き、観客たちが混乱して逃げる。その中にハネイという男が居て、女性を自分の部屋に匿う。
⇒ しかし、ヒッチコック映画では劇場のような大衆が居る場所で何か起こることが多い。『知りすぎていた男』然り、『引き裂かれたカーテン』然り。

匿った女性が刺殺され、ハネイは殺人犯として追われるが、殺された女性から聞いた言葉「国外にイギリスの機密情報が持ち出される。小指の先が無い男に注意。『39階段』という言葉も…」をしっかりと認識しながら逃げて、国家機密を持ち出そうとする犯人を追う展開。
これまた、追いつ追われつのヒッチコック的展開。

途中でハネイは彼を疑う女と手錠で繋がれて逃げることになる。
この手錠についても、興味深い内容が、名著「ヒッチコック・トリュフォー」でも語られている。

ヒッチコック・スタイルの原型となる佳作である。
Honest

Honestの感想・評価

2.5
ラスト10分くらいでエンディングが予想できました笑
また現代にはない昔ながらの恋愛が見てて懐かしいさを感じました
イシ

イシの感想・評価

4.5
好き好き。追われつ追いつな主人公が、必死なんだけど、ちょっとすっとぼけてて楽しい。
列車の中の追いかけっこ普通にかっこいいからニクいぜってなる。
途中で演説かまして大喝采をあびてまうところとか、お姉さんとの再会につなげるためのシーンだけどそれだけじゃなくて、観客を笑わせられる余裕があるから、そういう遊び心がほんとに良きです。
ヒッチコックの映画ってエンディングが突然すぎるやつが多い気がする
Taul

Taulの感想・評価

4.0
『三十九夜』(1935) ヒッチコック英国時代の代表作。現在の映画で見られるようなサスペンス要素が満載で楽しい。盗まれた国家機密、謎の女スパイ、鉄道アクション、銃弾と小道具、逃亡中のロマンス...。語り口のスピード感とカメラワークの工夫も見事。ヒッチの天才ぶりと原点を見た感覚。
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