tanzi

唐山大地震のtanziのレビュー・感想・評価

唐山大地震(2010年製作の映画)
3.2
色々勘違いしていたわ。監督は馮小剛だしファン・ビンビンが主演(なぜそう信じてたのか不思議)ではなく彼氏の方(現在は知らんけど)が出てた。冒頭の地震のシーンは薄目にしたくなるほど怖い。エキストラはマジボロボロで、その辺りのリアリティが凄い。

けど全体は想像より淡々としていた。

大陸の近代史を雑にでも知ってると、この頃はまだ四人組で文革中かとか、86年だと民主化運動の機運が高まった天安門事件前夜で紅いコーリャンのポスターが映っとるぞ、ここで大学生なら 『中国合伙人 』の学生時代と近い時期かな?などなど、観客が隙間を埋めつつ見るような作りになってる気がした。

生き別れの母娘も辛かったが何年も音信不通にされた養父が気の毒で。
が、陳道明は共産党の擬人化、というある方のコメントを読んで納得がいった。なるほど毛沢東時代の共産党の擬人化なんだなと。
tanzi

tanzi