唐山大地震の作品情報・感想・評価

「唐山大地震」に投稿された感想・評価

人はたくさんの選択を迫られて生きている。
実際に命の選択を迫られたら
自分ならどうするのか。
いつでも自分の身に降りかかること。
その後は、どんな顔をして生きていくのか。

それが震災という余儀なくされる場合には、
果たしてどうするのか。

またしても、メッセージをいただきました。
M

Mの感想・評価

3.4
実際にあった地震だけど、実話ではないのかな?
ストーリーは割と淡々と進むけど、なんだか目が離せないというか、ボヤーッと見たくなる感じ。
母親の決断…それを目の当たりにしてしまう子供…
何にも言えない見てる側の人間は。
どんなに辛く苦しいものだったかな…と思わせるストーリー。
この映画。非常に思い入れがあります。

私の中国人である母が実際に体験した大地震。母の祖父母や友人も大勢亡くなったと聞きました。
母はと言えばまだ小学生で、タンスの下敷きになり数日抜け出せず、周りに助けを求められる人もいなかったのだとか。年の離れた上の姉たちは死んだとばかり思って幼かった母の片方だけ残った小さな靴だけを握りしめて母が戻ってきた時抱き締めあって泣いたそうです。


温かい家庭、それが一瞬にして壊される。幼かった子供にとっても恐怖でしょうが、何よりその母親が愛する夫を亡くし、愛する2人の子供のうち1人を犠牲にしなければならず、と冒頭から胸が締め付けられました。それからはずーっと亡くなった夫と娘に祈る頑固な母。娘を助けてあげられなかった責任感にさい悩まれてるのだろうか…それが30年越しに再会した時の感動といったら文字では書き表せません。

日本で公開すると話を聞き、映画館で観ようと家族で話していた矢先、東日本大震災が…まさかこんな大きな地震、津波が起こるとは思いもしませんでした。映画はもちろん公開せず。約8年数ヶ月がたった今、また地震というものの恐ろしさを忘れかけている、そんな人が多くではじめている頃だと思います。そう、人々は幾ら恐ろしい出来事が起こったとしても時間が経てば自然と記憶は薄れていくものなのです。地震もそう。地震大国に住む者の1人としてできるだけ多くの人に「地震」が身の毛もよだつほど恐ろしく大切なものを奪ってしまいかねない存在であることを再認識して欲しいと思います。
かっつ

かっつの感想・評価

4.0
「〇〇に涙」何度もこれに騙された

いや、正確に言うとまんまと単に泣かされたあとで漂う単なる泣きセラピー感に、チッと舌打ちしてしまう自分に何度も出会ってきた(特に子ども向け感出して大人を全力で泣かしに来る邦画・アニメ)

この作品もどーせ二択やろと…

1.地震で生き別れた姉弟が素性を知らずに出会って恋に落ちてゴタって…ギャン泣きルート
or
2.記憶を失って生き別れた家族がまだ生きていることに気づき会いに行くが実はすでに…のギャン泣きルート

のどっちかやろ?知ってたよ?



そう思ってた頃が自分にもありました

「失うことの意味は失ってから分かる」

そう、この映画は震災後の実にリアルな心の描き方がメイン

だから洋題がAfter Shock=余震、地震は簡単にはおさまらない

女優さんがいつでもどこでも美人すぎるのと、もう少し泣きたかったので★5はつけられない

しかし正解なんてない生き方に、答えのない問いに、観終わった後も心はしばらく揺れ続けている

きっとあなたも
Yuya

Yuyaの感想・評価

3.9
東京の梅雨入りより 一足早くこっちの涙が 梅雨本番…

邦題じゃ“大地震”と銘打ってても 実際は地震によって離散した家族の 途方もなく長いその後の人生の物語

そうだなぁ 日本人とも少し違う 中国における 家族への思い入れや 意思の頑なさが 念頭に入ってると より一層 深い感動があると思う
息子はいい青年になってたし お母さんがまぁ頑固…
でも その心の奥底にある 自分自身への許せなさが あまりにも痛々しい

これ 2時間ちょいでまとめずに 『北の国から』ぐらいの壮大さで もっと丁寧に観たいくらい
先に言っておきます。この映画パッと見て「B級映画か?」と思う方ももしかしたらいるかもしれません。それは大きな間違い。心に深く深く突き刺さる壮大なヒューマンドラマです。

1976年に中国の唐山で実際に発生した大地震をモチーフとしていて、その地震によって生き別れた一家の32年に及ぶ物語。

正直一言二言で表せるような映画ではないし、語ろうと思えばいくらでも語れるところがある作品なので、出来るだけ簡潔に感想を。

日本人なら一番恐ろしさを実感している災害と言っても過言ではない大地震。その模様をリアルに映し出したディザスター映画でありながら、その犠牲になる人々、残された遺族、助けにいく人々など多くの視点から、大災害の悲劇を描くドラマが展開されています。

地震から生き残った家族が離ればなれになり、そこからの物語で感動があれば、何十年経っても癒されない心の傷で、人知れず苦しんでいる様子もあります。それを静かに丁寧に描いているのも、この映画の芯となるところでしょう。

日本人が見ると、災害の場面では胸が痛むシーンも多くあります。特に震災を経験された方なら目を覆いたくなるかもしれません。
しかし、単に地震の悲惨さのみを訴えているだけはなく、最終的には誰にも永遠に繋がっている家族の絆というものを見せてくれる作品です。

この映画自体も2010年の映画で、本来なら2011年に日本でも公開予定でした。しかしあの東日本大震災の影響で公開中止。日本で日の目をみたのはその4年後の2015年になってから。

お蔵入り寸前だった作品でしたが、この作品が持つメッセージ性は今の時代も、これからの時代も必要になってくると思います。

何やかんやで結局長くなってしまいました。笑
mark数が少なくて残念ですが、少しでも多くの方に見てほしい傑作です。
TAKA

TAKAの感想・評価

3.5
地震のシーンは凄かった…
きっと十数秒の出来事なんだろうけど、色んな角度から見ると長くなるよね。
母親への選択…酷い。どっちかしか助けられないって…
母親も娘も32年間色んな思いをして生きてきたんだろうね。一言ではあらわせない。
感動した。

勝沼悠

勝沼悠の感想・評価

5.0
 76年の唐山大地震で離れ離れになった家族の30年を描く。

 地震そのもののスペクタクルシーンもすごいが、この映画の大半はその先の30年の人生。それをただのいい話として描くのではなく、決断した母と決断された娘がずっとそこに引きずられて生きている様を描いている。だから原作のタイトルが『余震』なのか。腕を失った息子が一番引きずられず生きている皮肉。そういう心のひっかかりをテーマにしてるからこそ、最後の再会が号泣できるわけです。しかも、再会に四川大地震を持ってくるうまさ。
 しかし、中国ってこの30年で劇的に進化したよなぁ。

 東日本大震災で上映が遅れてしまった映画だが、見れてよかった。ちなみに唐山大地震で亡くなった人は20万人を超え、東日本大震災のざっと10倍。すごい。。。
今でさえ、建物の安全性において信頼できないのに、当時の中国だもん、、、そりゃ町ぐちゃぐちゃになるわ、、、。
期待以上に見入ってしまいました。終始涙です。中国映画史上最高の興行収入といわれた映画です。1976年に発生した唐山地震。死者は24万人といわれていますが、実際は60万人から80万人とも。全建物9割以上が倒壊という今の日本では考えられない状況。姉と弟が瓦礫の下でいる中、1人しか救助できないと迫られ、弟を選んだ母。実は生きていた姉のその後の人生。なかなのヒューマンドラマでした。そしてなによりチャン・チンチューが美しい。
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