カタパルトスープレックス

ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘のカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

2.8
ゴジラのパロディーというかファンムービーといった趣のゴジラシリーズ第七作目。クライテリオンの巨大BDボックスセットでの鑑賞。

これまでゴジラシリーズを築き上げてきた本多猪四郎(監督)、円谷英二(特技監督)、伊福部昭(音楽)の黄金のトライアングルが解散します。監督は福田純、音楽は佐藤勝に交代。残ったのは円谷英二のみ。まあ、ゴジラって円谷英二の特撮ありきですものね。

どこがパロディーなのか?これまでヒーローを演じていた平田昭彦(オキシジェン・デストロイヤーの開発者の芹沢博士)や田崎潤が悪役を演じます。善悪の逆転。そして、小美人がザ・ピーナッツからペア・バンビに交代しています(『モスラの歌』が聴けないのは非常に残念!!)。二代目といえば聞こえはいいのですが、パロディー感満載。ラドンの偽物っぽい大コンドルが登場する。もう、ほぼ偽物やんけ。戦闘機の爆撃攻撃の時の音楽は軽快なギターサウンド。もう、何がしたいのかさっぱり分かりません!!!😹😹😹

肝心のエビラはザコ。ゴジラに片腕食われるし。いや、美味しそう!

前作の『怪獣大戦争』(1965年)から引き続き、ドラマパート重視。うーん、つまらない。ゴジラがほぼ置物レベル。かなりの時間寝てる。目覚めてからも寝てる。最後にモスラがちょっとだけ出てくるのが救い。