平成初期の何とも言えない懐かしい気持ちが込み上げる。子供目線で見る変わらないようで変わっていく日々の淡々とした景色。
自分でも何でそんなことをしてしまったのか分からないことをしたくなる。それは年齢に関係なく多いにある。子供が妙に大人より大人だなと思う場面が面白い。
そして田畑智子の繊細な演技が大変素晴らしい…
何か最後の祭りのシーンが異様に長くて子供にはなかなか過酷だったろうなって。過去の自分との決別。ひたすら「おめでとうございます!」この過激さ…これが相米監督の鬼才ぶり…想像以上にお腹いっぱい。時折映る森が良すぎる。あと三角のテーブルめちゃくちゃかっこいい。
どちらが経済を担うかで強弱が決められ、結婚というのはどっちか強いもんが無理を通す殺し合いや!平成初期、そこに踏み込むんだ?!ハラハラした。貴重な一場面。令和の今も思うこと色々あります。
こんな時に大根おろし?!みたいなゆるさも良い。