松長もんど

ミスター・ノーボディの松長もんどのレビュー・感想・評価

ミスター・ノーボディ(1974年製作の映画)
3.6
始終ハッピーなマカロニ・ウェスタン。

コメディかと思えば意外と結構真面目だったりと、上手くバランスが取れているような取れていないような。

しかしそれでも原案・製作総指揮はセルジオ・レオーネ(1929-1989)と言う事で、終盤の盛り上がりは素晴らしく、彼が監督だと言われても納得してしまうような壮大なドラマ仕立てとなっている。
またコメディ部分は『続・夕陽のガンマン (1966)』において見せていた色にも近い。

音楽はモリコーネ。相変わらず素晴らしい楽曲たち。
特にテーマ曲が耳に残る。

監督こそ違うものの、全体的にレオーネ色が強い作品だと感じた。