南森まち

星を追う子どもの南森まちのレビュー・感想・評価

星を追う子ども(2011年製作の映画)
2.9
父の形見のラジオから聴こえる不思議な唄を聞き続ける少女。そこに地下世界から来たという少年が現れる。2人は心を通わせるがある日少年は姿を消してしまい…というお話。

う〜ん、これは…何と言っていいのやら。メインのテーマは分かりやすいし、映像もきれい。アクションも多い人気の出そうなファンタジー要素てんこ盛り。なのにしっくりこない。悪い点が多すぎて、長所を帳消しにしている。

まずは何といっても説明不足。ラピュタのムスカ大佐風に、「何か知ってるらしい人が、謎の説明を謎の言葉でいっぱい説明してくれる」所。アガルタ、ケツァルトル、クラヴィス…あたりまでは許せたが…アルカンジェリシャクナ・ヴィマーナ、フィニス・テラ、ヴィータクア、イ族。多分他にもある。FF13かよ、2時間弱の映画なのに。

異世界でも色々やるんだけれど、結局主人公が終始受け身で、何もやりたいことがないから視聴者もあまり興味を持てない。
ライバルポジションの「先生」を主人公にしたほうが面白そうだと感じました。