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Steak(原題)
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『Steak(原題)』に投稿された感想・評価

3.3
【他者になりたい渇望、所属したい渇望】
カンタン・デュピュー映画を追っていく中で、2作目『Steak』を観た。デビュー作『Nonfilm』は映画における撮る/撮られるの関係から映画を解体しようとする作品であり、このアプローチ自体に新鮮さがないのと映画的面白さがないので記事にはしなかった。『Steak』は『初体験/リッジモント・ハイ』と『他人の顔』を足して2で割ったような変な作品であった。

友人の代わりに精神病院に入り早7年。シャバを出たものの頼れるのは幼馴染のジョルジュしかいない。彼は包帯グルグル巻きとなっている。二人は、クリケットと暗算が混ざったゲームをする美容整形集団Chiversに入ろうとする。本作は一見すると、アメリカの悪ガキ青春もの、それこそ『初体験/リッジモント・ハイ』を意識した作品になっている。大人への反抗、将来が決まっていないからこそ、学校という枠組みの中であり余る体力をぶつける。これを謎のゲームや包帯ぐるぐる巻きの人という奇妙な設定でジャンルを誇張しているように見える。

しかし、カンタン・デュピューはそこに人間の本質に迫る眼差しを向ける。それは孤独な者に対する2つの側面だ。一つは「他者」になりたい欲望だ。精神病院上がりのブレイズは包帯ぐるぐる巻きのジョルジュを通じて、失われた7年をリセットしようと「ブレイズ」というアイデンティティを捨て始める。「他者」になるだけでは孤独は癒えない。孤独を解消するには2つ目の要素「群れ」が必要となってくる。Chiversは一見すると荒唐無稽な組織に見える。しかし、組織に所属することで孤独が融解していく。

つまり、本作においてジョルジュは『ファイト・クラブ』におけるタイラーの役割を担っており、孤独な者を内なる異界に誘う存在として機能している。カンタン・デュピュー監督は平然とこのような芸当をやってのけるため面白い監督だと思う。
カンタン・デュピュー長編2作目。「ラバー」の前。
学校でいじめられてるジョージが銃を拾って反撃に出る…からの…!?

ジョージもアレだが彼の親友のちょっとおバカなブレイズがあまりに間抜けに人生を踏み外していて笑ってしまう(笑えない状況だけど)

その「事件」から七年後。なぜか牛乳好きなギャング集団シバーズの仲間入りを目論む二人。
正直いってこれもストーリーはあって無いようなものだった。
後のデュピューの作品を観ている状態で見るとニヤニヤが止まらない。
ずっと一貫した作風なんだな。