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ありふれた愛に関する調査のtunicのレビュー・感想・評価

ありふれた愛に関する調査(1992年製作の映画)
3.5
どのセリフ一つとっても荒井晴彦節がさく裂していて猛暑だってのに背筋ゾワゾワ。とんだ納涼気分を味わうはめに。探偵といえばペントハウスって設定いったいどこからはじまったのか。やっぱロング・グッドバイが元祖?奥田瑛二が事務所兼住居を構えているのは渋谷のビリヤード大和田の二階。入ったことないけど懐かし過ぎる(道玄坂脇の長崎飯店の奥にあった記憶)。世良公則を追って銀座文化劇場へ。館内のポスターはイージーライダーに東京戦争戦後秘話。リアルでそんな上映あったっけ?お金がはいった日にうな重で一杯やったりニューカヤバではしゃいだり、ちょくちょく挟み込まれる孤独のグルメ的シーンも意味はないけどみていて楽しい。撮影は野田悌男。話はけっこう酷いしセリフも気持ち悪いけど、91年のなんでもない東京の風景が素晴らしいからほんと困ってしまう。
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