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若い娘がいっぱいのmitakosamaのレビュー・感想・評価

若い娘がいっぱい(1966年製作の映画)
3.2
石坂浩二と浜美枝によるラブストーリー。

貧乏学生村瀬(ヘイちゃん)が家庭教師に入った先にいたお嬢様クミコ(浜美枝)。
クミコの親は昔ながらの人で娘が働きに出るのが反対、嫁に行くのが幸せという思想。クミコは反発し就職。

代わりに家庭教師を引き受けた村瀬だが、クミコに惹かれていく。
周りが結婚していくクミコの焦りもあり二人は急接近。でもクミコは拒絶。

そんな中、クミコの実母が生きていて、村瀬の居候先の美容院の人だとわかる。

女性も社会に出る権利を持つウーマンリブを推奨する内容ではあるが、一方でクミコの義母のような封建的な思想も否定していないんだよね。どちらが正しいではなく、お互いの歩み寄りを説く内容が優しい。
この主張を石坂浩二の温かみのある声で言うのが説得力あるね。
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