劇場版『ポケットモンスター』シリーズ15作目
サトシたちは、列車での移動中に傷ついた幻のポケモン・ケルディオと出会う。そこへ、地上最強といわれるドラゴンポケモン・キュレムが現れ、サトシたちを襲撃。なんとか逃げ切るサトシとケルディオたちだったが、キュレムはフォルムチェンジを駆使して激しい追撃をしてくる。ケルディオは恐怖心に打ち勝ち、勇気を出してキュレムに立ち向かい、真の聖剣士になることができるのかという物語。
幻のポケモン・ケルディオが聖剣士と偽ってキュレムに戦いを仕掛けたことから物語が始まる。
今回のテーマはシンプルかつ単調で、誠の勇気で恐怖心に打ち勝ち聖剣士を目指すというケルディオの成長物語。サトシよりポケモンのケルディオが主人公。
今作で登場する準伝説3体のコバルオン・テラキオン・ビリジオンは『三銃士』がモデルになっている。コバルオンはアトス、テラキオンはポルトス、ビリジオンはアラミス、そしてケルディオはダルタニアンがモデルとされている。
テーマはシンプルで分かりやすいものの、ケルディオにあまり魅力を感じず、キャラクターとしても全く感情移入できなかった。四足歩行の足の裏から水を吹き出す技もカッコ悪くて微妙。でも、その技を使いサトシを乗せ飛行していたシーンは好きだった。
キュレムは絶対王者のような圧倒的な強者感のオーラが凄く、ポケモンというより怪獣のように描かれている⋆͛🦖⋆͛
ホワイトキュレムやブラックキュレムになるフォルムチェンジの姿はやはりカッコ良くて好き。
今作は何がこんなにも悪かったのかを考えたら、まずケルディオ、テラキオン、コバルオン、ビリジオン、キュレムと話すポケモンが多すぎること。ケルディオを主役として扱うならサトシたちの存在意義と活躍がほとんどなかったこと。そして、最大の失敗はロケット団を登場させなかったことにあると思う。
良かった点は、ダルマッカ弁当のデザインが可愛くて美味しそうなところ🤤🍱
そして、キュレムの圧倒的漢を感じさせる渋さが良かった。言ってることはケルディオよりまともなのが面白い。
ローラが声優として登場してるが、主題歌の『Memories』もローラが歌っててビックリ!歌うますぎて誰か歌ってるか分からなかった。
ポケモン映画史上ベストウイッシュの作品は黒歴史と言えるくらい駄作で迷走してた時期なんだと思う。特にこの作品は過去最低作ᕲ(˳⊙̿͆˳)ᕳ