フォルスタッフ

乱のフォルスタッフのレビュー・感想・評価

(1985年製作の映画)
4.3
映像美について今さら語る必要もないであろうから、ストーリーについて話をすると、人間の醜さを描きながらもどこか人間に希望を捨て切れないシナリオに黒澤明の人間性を感じるところがあるように思う。
とくにピーター演じる狂阿弥は映画の清涼剤として機能し続け、この映画の構成の美しさを強く印象付ける。……ところで、老城主・一文字秀虎は黒澤明の自己投影があるという話があるんですが、何があったんですかね?