このレビューはネタバレを含みます
「殺し合わねば生きてゆけぬ人間の愚かさは、神や仏も救う術はないのだ」
人の情を移すのがとにかくうまい巨匠がバッドエンドの映画を作ったらそら地獄よ………って映画だった
秀虎の自業自得で因果応報ではあるんだけれどもそれでも悲惨としか言いようがないバランスが好きです
「義も情もかなぐり捨てなければ生きていく世の中」って言ってた三郎だからこそ秀虎を本心で救いたかった暖かさが好きです。ま、死ぬんだけどな
何もしていないのに全てを奪われた鶴丸、落としてしまった仏様の絵が無慈悲というか絵として載っているだけただそれだけなのが空虚