B姐さん

スサーナのB姐さんのレビュー・感想・評価

スサーナ(1950年製作の映画)
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ある日、信仰深い一家のところに悪女がやってくる、というブニュエル、メキシコ時代のノワール風味の作品。今となってはベタな物語だが、蝙蝠、蜻蛉、井戸の底、雷雨などのイメージ、『羊たちの沈黙』のレクター博士を想起させる、終盤の女主人カルメンの鞭打ち(このショットが一番こわい)などの演出、そして室内撮影の見事さで全く飽きない。

メキシコ人の痛がる時の言葉が「あいたた」ではなく、「あいいい」というのを初めて知った。
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