嵐の後には凪がくる。
独房に入れられて泣き叫ぶスサーナ。そこにいるのはコウモリ、ネズミ、蜘蛛って、そんな所オレでも泣く笑。神に祈って鉄格子を掴んで揺らすと、カポッと外れてあっさり脱出。ショーシャン…
少年院を脱走した娘、スサーナがある農園主の家に転がり込み、ディオ・ブランドーも思わずメモりそうな勢いで男性陣を虜にして家を乗っ取ろうとする。
アンダルシアの犬でお馴染みルイス・ブニュエルによるファ…
警察に追われるとかの心配はそっちのけで、そこにコミュニティがあればついつい本領を発揮せずにおれないスサーナ。肩出したら男はチョロい。あざとさよりも強いなにかに突き動かされているような生まれながらの悪…
>>続きを読む>
映画鑑賞メモ
20250919
>
_Demonio y carne
_Directed by Luis Bunuel
_娯楽★★★☆☆
_前衛★★★☆☆
_瀟洒★★★★☆
_感情★★★★☆
_…
「メキシコ時代のブニュエル」をひさびさに観たくて。
割りと(正攻法な)ビッチにしてサークル・クラッシャー的なスサーナの佇まい……半世紀前には「エキセントリックで背神的なキャラ」として扱われていたこ…
小悪魔の化身みたいなスサーナ。TPOに合わせて、服の肩出し幅を毎回調整するスサーナの仕草がチャーミング。
登場人物全員、哀しき性(さが)。こういうのはブニュエルにお任せあれ。
『スペル』みたいに、過…
息子もダンナも欲望の制御が出来なさすぎて笑える。
奥さん、怒りを向けるのはスサーナではなくてダンナの方だよ。
最後は何事もなかったような感じで終わったけど、結局欲望やら何やらにただ蓋をしただけだ…