MASAYA

暁の出撃のMASAYAのレビュー・感想・評価

暁の出撃(1954年製作の映画)
3.8
正直あまり期待はしていなかたのですが、、
面白かったですよ!かなり!

原題は『THE DAM BUSTERS』なので直訳すると“ダム攻撃隊”になります。

本作がどのようにスターウォーズと関連しているかというと、
クライマックスにダム爆撃シーンがあるのですが、そこが『新たなる希望』のデス・スター突入シーンのオマージュに使われているんです!

観てみると本当にそっくりでビックリしました。撮影方法が同じだけでなく、まったく同じ台詞が使われいたりと驚きを隠せません。

観賞後にYouTubeで比較映像を見るとより一層ジョージ・ルーカスがどれだけ参考にしていたかということが伝わってきます。
もしよければご覧になってみてください
https://m.youtube.com/watch?v=lNdb03Hw18M


さて本作の内容についてですが、実は、第二次世界大戦中の実際にあったチャスタイズ作戦をテーマにした戦争映画なんです。

どういう作戦かはもうお分かりかと思いますが、イギリスによる、ドイツ工業地帯のダム破壊を目的とした作戦。

ダムを破壊するなんて不可能だ!という風潮のなかで、反跳爆弾(水面を跳ねるように進む爆弾)を使用し、空軍と協力しながら試行錯誤する流れが最高でした。

ヴィッカーズ社の爆弾技師が如何に苦労したかを前半で見ているからこそ、後半の爆撃シーンでは自然と成功を祈りたくなりました。

また本作は当時にしては特撮映画としてもレベルが高いと思います。ジョージ・ルーカスが影響を受け、手本にしたのも納得です。

ただ、スターウォーズ要素を抜きにしても十分面白い作品なので、もっと多くの人に観てもらいたいです。
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