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戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河のmhのレビュー・感想・評価

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4000本記念ということで大物戦争映画の視聴を再開。
財閥サイドと庶民サイド、それぞれの戦争を描いていた第一部からいってん、第二部は完全なる赤色ドラマ。原作五味川純平だし監督山本薩夫なのでまあそりゃそうかという内容ではある。
アヘンでも利益をあげてる財閥が、戦乱迫る中国で暗躍している。日本の官憲が共産主義者を締め上げるんだけど、作中では国民党軍の影が薄いので、共産主義勢力がどの程度のものだったか、いまいち伝わってこなかった。
日活のオールスター大作で、有名人の出し入れがあわただしく一貫性が維持できないのはどのオールスター映画を見てもそうなので仕方ないね。
日活の美術さんが今回も頑張ってて、さまざまな場所を再現してて、実際、すごい。
日中戦争がはじまって第二部完でした。
過去の感想をあさってたら2020年6月に2000本記念で「人間の條件」に手を出してた。人間考えることはあまりかわらんね。
あと、三年半で2000本見たのは普通に引く。これからはもっとゆっくり映画を見たいと思った。
面白かった。次も楽しみ。
mh

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