たろいも

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊のたろいものレビュー・感想・評価

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)
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ひっっさびさの押井攻殻。監督によって作風が変わるっていう点が攻殻をより名作たらしめているのかもしれない。今作が恐らく最も有名で他作品にも影響を与えた攻殻なのは間違いないが、確かに原作の少佐とはキャラが違うねぇ。原作は昔のマンガっぽくちょっとえっちで明るめギャグ寄りな印象だったけど。押井監督の少佐は厭世的で今にも失踪しそうな危うさ、自我や自己とは何なのか今のままでいいのかという迷い、サイボーグの肉体からくる冷たさや無機質さ……そんなものを感じました。声優の田中敦子さんの声色もなんというか…淡々としていてTVシリーズの時のような艶がないな、と…全部好きですけども🥺🫶💕(笑)95年にこんな作品作れるんだもの、すごいよなぁ…。

ちなみに、攻殻オススメされて見てみたけど設定難しすぎてよく分かんないよ😱という方はぜひとも神山監督作のアニメシリーズを見て欲しいです。世界観は引き継ぎながらもパラレルワールドとして存在し、多少哲学的であったり政治的なお話は含まれますが攻殻の中では圧倒的に分かりやすいです。近未来SFポリスアクションを楽しめるかと思います。
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