「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」に投稿された感想・評価

物心ついた時から小学校卒業くらいまでアニマックスとキッズステーションに張り付いてアニメを流し見していた自分が、当時唯一避けて観なかった本作。成人向けだから牽制してたけど、こんなにすごいものだとは知らなかった。というよりも、当時の自分には気づけなかっただろう。10歳程度で分かるわけがない笑 スクリーンに映る全てがバチバチにキマッてて、細部へのこだわりがこの半端ない世界観を描いたストーリーの手助けとなっている。本作をもう一回見たいし、強いて言うなら全作見たい。
友達から勧められて。

ゴリゴリの物理オタクの彼が、この哲学的かつ文学的なSFアニメを理解できていたのかという事実の方にびっくり(失礼)。
制作年が1995年てことで絵に古臭さはありながら、描いてるテーマは現代的でありつつシンプルで普遍的なのかも。
どんなに技術がすすんでも人格・生命を作ることは不可能であるはず、ほんとに?
アイデンティティが記憶によりかたどられるものだとしたら、情報がコピーできる今、わたしがわたしである根拠とは何?

全然理解追いついてないけど、人格=ghostという言葉の定義、ghost in the shell というタイトル、深いなあって思った。


「私たちは似ている、まるで鏡を介して見つめ合う実体と虚像のようだ。」
音楽と演出ズバ抜けてセンスある。
人狼もだったけど、話を理解するのに頭を使う。
ただ、絵が本当に重圧的でいてすごく綺麗。景観、街並み、しっとりしていて雨がもうずっと染み付いているような感じで、それがSF的近未来都市と重なり合って今まで見たことのない静謐な雰囲気を作り出していて感動した。比べるのもどうかと思うけど、herの雨、青色バージョン的な(笑)
自分とは何かってのに疑問を投げ続けてる姿には共感を覚えたし、それを言葉を通して人間とは何か、個性とは、人生とは、限界はどこにあるのか、生命とは何かについてSFにおいても重要なテーマとなりうる壮大な質問を投げかけ続けて来る。ラストは切ないけど限界を超えて広がる世界にドキドキした。
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