(2008年1月15日 執筆)
この作品も、見る人によってかなり評価に差があるようです。
全然ダメと思う方も居れば最高という方も居るし、何だこのラストと思う方も居れば、納得したという方もいる。。。
私はこの作品は良かったと思いますし、奥が深いのではないかと思います。
「暗くてわけわかんない」と言う方が多いようですが、「暗闇が出す恐怖」というものがあります。
明るくしてハッキリ見せてしまうより、暗闇の中に隠すことによって恐怖が生み出され、緊迫感なども増すというものです。
さらにこの作品では暗闇だからこそ、血の鮮明さが所々に生み出されています。
この作品においては、暗闇でないと成り立たないのだと思います。
ただ、設定が洞窟の中なので本当に真っ暗なシーンは多いです。嫌いな人はイライラするかもしれません。
私は、この作品の暗さについてはイライラすることなく落ち着いて観ることができました👍
また、この作品は女性だけの登場人物で構成されているということと、洞窟の中という暗闇の中の密閉された空間というシチュエーションを使うという、実験的かつ斬新なストーリーで、ホラーの要素を含み、リズム感もとても良いです。
私の感想としては、B級ホラーですし確かに改善点もまだまだある様な作品ではありますが、こちらの作品はかなり上質だと言えると思います✨
特にB級好きの方にはオススメ。
最後の最後まで、ハラハラさせてくれます。
最後に、この作品を観るにあたってのポイントは“モンスター映画”として観ない事!
一気にチープな印象になってしまいます💦
そうでなく、もっと本質的なところを読み取るように観て下さい。映像隅々に注意して。
私は、「ある視点」からの解釈で、とても面白かったと思えました😊
(2024/2/23 改定)