「新しい」と「伝統的」を並べた時に、良いのがありますよお客さん！内容こそ触れないが良い映画であるのはモチロン、どっかの配信にのったらガッツポーズで開いてください！あ、決して暴力的な映画でないにしろ子どもが出るだけで泣いてしまう人は絶対に見てはいけません。子どもはどんなシチュエーションだろうと真っ直ぐに走ります！飛べ！よつば！（だから野球映画だろ。）

中国ドキュメンタリー映画祭にて鑑賞。

貧しい家庭の子供達を集めて結成した北京の野球チームを追ったドキュメンタリー。

北京郊外で古めかしい建物が目立つ場所にある練習場に中国全土から集められた貧しい野球少年が切磋琢磨していくも、主役の一人は問題児。野球自体はまあ上手い方だが練習態度やおふざけが目立つ。怒られ泣いても翌日にはまた別の問題をおこしてしまう。もう一人は礼儀正しいが打たれ弱く泣き虫。練習中この異なる性格の二人を主軸に展開されていく。荒々しいがプレイはこなす問題児のムードメーカーな部分と気が弱いが努力家なもう一人が良いチームの雰囲気を出していた。
それぞれの生い立ちの生まれ故郷の貧しさもリアルで、最後にチームを去った物、残った者の現実具合も、良かった。