両親不在、妹の面倒を見なければならない弟ティムと兄グレッグは犯罪に手を染めて生計を立てようとするが、ある日兄グレッグが捕まる…

ティムが忙しすぎな上に悲惨。犯罪に手を染めてしまうのは自業自得かやむを得ない状況かはさておき、しょっちゅう吐き気を催し頭痛が起こる。病名は明かされないが、もしかしたら病で亡くなった母と何か(遺伝的な)関係があるのだろうか？

妹の面倒を見て、恋人とも絆を深め、さらに自分の病気、逼迫する家計に対処するため裏稼業に手を出さざるを得ないってかなりしんどい。

兄グレッグは断片的な情報からすると過去にサッカー選手で大怪我をして選手生命を絶たれたようで、そこから人生の歯車が狂い始めたのかもしれない。

二人の兄弟の幼少期の映像が時々差し込まれるが、その時顔が半分しか映らない父の口元が何かを言っている。あれは何を言っていたのだろうか。

ジョージ・マッケイの演技がまたしてもすばらしい。てんかん発作のような転倒発作の演技が生々しすぎて見ていてツラかった。

不幸が重なるドン底映画、それでも希望を持って終わるのは良かった。

観ている間に連想した映画は「ウィンターズボーン」、ジェニファー・ローレンスが演じる少女が奮闘する話だったがあれもつらかったな…