"グエムル -漢河の怪物-"
一字で表すなら「変」。題材はゴジラみたく人間の作り上げてしまったモンスター映画で、中身ははちゃめちゃ家族のオフビートコメディで、テーマは韓国における米軍について。なんじゃこりゃ、だがこれがとてつもないクオリティなのだ。
確かにfilmarksでの評価が低いのもわからなくはないです。が、このバカ家族を愛してしまったからにはしょうがないんです。
ソンガンホ演じるとにかくバカで体たらくな主人公。怪物登場時に先陣切って戦おうとするあたりで、そういう人なんだ、そうだようなあ、だから家族も見離さないんだと思わせる演出の妙。ちなみに僕の中では韓国の阿部サダヲ。
ピョンヒボン演じる父。バカ息子を思う気持ちに涙。
パクヘイル演じる弟。ニートでもなくオリンピック選手でもなく、ただの大卒と言われてて笑ったわ。
コアソン演じる娘。強かった。よく頑張った！
ペドゥナさん演じる妹。かわいい。
そして僕にこの映画を愛してしまう決定打となったのが家族での食事のシーン。集まった4人が幻想の娘にいつものように食べ物をわけてやるのです。このシーンを見て、これから何があってもこの映画を褒めようと決心しました。（まあ、最後まで特に評価を落とすようなことはなかったけど）
netflixが独占の最新作okjaを前にしてポンジュノ作品を増やしてきたので、引き続きみていきます。
