日向日向

グエムル -漢江の怪物-の日向日向のレビュー・感想・評価

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)
2.7
初のアジア映画。
怪獣映画と言うことで観たわけですが……なんというか長い!
関連のあまりないシーンを切れば、30分くらいは短縮できる内容ですよね。

冒頭の、グエムルの襲撃シーンなど、序盤は非常に胸が躍る展開だったのですが、それ以降はほかのレビュアーさんが言うとおり、中途半端につきます。
流れは、まるでダメな父親がさらわれた娘を探す過程で成長していく、という話なのですが、彼と父、娘以外のキャラが主人公を小馬鹿にする要員に徹しているため、どうものりきれなかった。

CGのクオリティはやはり高く、模型の造形もすばらしかったのですが、そもそもグエムルの活躍するシーンが著しく少ないため、それが非常に残念。

作品としては中途半端ですし、すぐに話が脱線してしまってしまいます。ですが、合同葬儀場での乱闘や杜撰な病院や軍隊の描写は韓国らしさが鮮明に写しだされていたので、いい異文化体験になりました。
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