時は平安の御代。大百足を退治し名を轟かせし武将・藤原秀郷(S-KEN)と申す者、小さき港町にて人々の人気を博し、口少なくも風雅をたしなむ粋な町人と化し心穏やかに過ごしていた。そこへ平貞盛(市川男寅)と藤原為憲(絢瀬桜妃)が、平偽門(綾田俊樹)の戦に敗走し戻ってきてしまう。帰りを待つ大納言•藤原実頼(土屋神葉)二人が戻るや更なる偽門の追討を命じ、万策尽きた貞盛は困り果てるのであった。そんな最中、ある町に伝説の武将がいると耳にする。”トータ”という名で隠居生活をしていると聞くと、藁をも掴む想いでようやく見つけたのだが、トータの返事は「面倒はこめん」とさらりとしたもので、要は断られたのだった。すると、港町に暗雲が立ちこめ、全ては偽門の仕業と悟るトータ、町を守るため偽門との戦いに身を投じる決意をあっさり固めたのであった。貞盛、為憲、そしてトータは、ある奇策を胸に「七変化の妖怪と恐れられる偽門へ挑むのであった!
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