東映映画ということもあるのか、不良少年少女のボーイミーツガールモノで、こういう作品はプログラムピクチャーなたくさんの作品が作られたと思うのですが、この作品がなぜキネ旬2位と評価されたのかな?とは感じました。当時は、左派で社会派な監督のイメージが強い今井正監督は、評価高かったんですね。この年は1位が「米」で、これも今井正監督作品でした。
まあ、前から観たかった作品ではあります。これは恋愛映画とは言え、「また逢う日まで」の様に戦争の影が色濃くあります。主演の少女は広島の原爆の影響を受けています。当然、反戦色は強いです。戦後の混乱した日本の厳しい姿が見られます。
不良達に捕まった少女を助けに行くとこは、暗闇に街灯の光がチカチカして、ちょっとだけ「クーリンチェ、、」を思いました。もちろん今作の方が先です^_^
主演の江原真二郎さんと中原ひとみさんは、後に家族出演されてたCMの印象が強いです。