まさなつさんの映画レビュー・感想・評価

まさなつ

まさなつ

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.8

12+12+12=? 12年刻みの女と男。

ポイントは24ですかね?^_^

余白が多い映画ですね。その余白を、観ている側の経験で埋めていくような、、。

セリフのない「間」に、観る人それぞれが心の
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貴公子(2023年製作の映画)

3.7

そのしつこさと戦闘能力は、まさに貴公子ズラしたターミネーター!笑

キム・ソンホさんのニヤけた甘いマスクと、ちょっとおちゃらけた感じ、そして冷酷さのアンバランスさが魅力ですね。飄々としたこの感じからの
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

この題材を観るのは、どうしたって心穏やかではいられないのは仕方ないです^^;

もちろん、この作品はオッペンハイマーその人に焦点を当てた人間ドラマであることは承知しているのですが、彼の人生において最も
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神々のたそがれ(2013年製作の映画)

4.0

とんでもない!、、で溢れかえっている。ついに観てしもうた^^;

糞尿まみれなゴミ溜めをひたすら彷徨う3時間は、苦行以外の何ものでもないです、はい^^; もし、何かの罪で3時間の罰を与えないといけない
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ペイン・ハスラーズ(2023年製作の映画)

3.5

底辺女子の一発逆転!?

ペイン(痛み)、、、辛いですね^^;

紅麹が話題の今、家にもあの製品があるんですよねー他人事では済ませられないです^^;

まあ、こんなに急に売り上げがアップしたら、危な
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.3

やはりタランティーノさんはこれですね^_^

久しぶりに観ましたが、もう30年前なのか!

この後、どれだけの映画監督がこんな粋な映画を撮りたくて真似したことでしょう?タランティーノ的、って表現をどれ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

評判だけで勢いで劇場に入ったけど、結構ご年配の方もいて、一安心^_^

この題名、正確に書く自信、、ありません^_^

でも、面白い!

どんな話かも知らないで観たのですが、、基本は高校生女子の青春映
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RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

4.0

クルド人ラッパーの波瀾万丈な半生。

この方実在のラッパーらしいのですが、その半生は凄まじい。

音楽の才能は、音楽家であった父親から引き継いだのだとしても、音楽に打ち込むシーンはあまりなく、暴力に麻
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我、邪で邪を制す(2023年製作の映画)

3.6

迫力ある冒頭の感じから、マフィアvs刑事の仁義なき戦いかと思ったら、意外な方向へ誘ってくれます。

主人公の動機がね、ちょっとビックリ!

3番目ではダメなんですか?^_^

冒頭のアクションは、本気
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.8

エゴイストか、、、深いなぁ、、。

魅力的な組み合わせのゲイのラブストーリーかと思いましたが、そこでは止まってなかったですね。

愛する人が愛する人も愛する、、、というのは深い愛なのか、それともエゴな
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.7

岡田将生って、こういう役がホントよく似合うなぁ〜「天然コケッコー」で初めて見た時には、おぼこかったのに^^; あ、でもあの時の夏帆もおぼこかったったけと、今やいろんな役やるからなぁ〜。今度はどんな顔を>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.6

エルヴィスさんが痩せていた頃、、。

若い頃を知らないのですが、こんなアイドルだったんですねーそしてナイーブでセクシーで可愛いというアンバランスな魅力、、そら当時の女子が熱狂するのも分かります^_^
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

この作品はやはりここでと109シネマズ大阪エキスポシティのIMAXで鑑賞。

前から4列目で観たので、画面を見上げる感じになり、大画面から吹き荒れる砂嵐が上から落ちてくる様で、予想通り砂まみれになりま
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.8

カレー味ではないけれどインドを味わえる作品。

インドを舞台にした、おそらく欧米の人が描く、もっとも構えがない作品。

ユニークな三兄弟によるユニークなレールムービー。

母を訪ねて三千里?あの三兄弟
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放浪記(1962年製作の映画)

3.9

林芙美子の自伝的小説の映画化。舞台版は森光子さんが有名ですが、こちらは、その前に成瀬巳喜男+高峰秀子コンビ。

子供の頃、貧しい行商の家で転々と暮らし、一人で生きる様になっても貧乏暮らしは続き、夫とな
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ストリートダンサー(2020年製作の映画)

3.6

何この激アツなダンスは!

話に関係なくても歌とダンスを放り込んでくるのはインド映画の十八番だけれど、そんなインドがダンスバトルの映画を作るとなると、それはもうダンスまみれになるのは言うまでもない^_
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宗方姉妹(1950年製作の映画)

3.8

「新しいってことは、(昔からあっても)古くならないこと、、。」

言い得て妙ですね。

昔ながらの考えの姉と自由奔放な妹。戦後の日本は古い因習にとらわれた考えと、欧米的な新しい考えが混在した過渡期。
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.5

あのベッソン監督が、ここに新たなジョーカーを生み出した?!

「レオン」までは大好きだったのに(こういう人は多いかな)、すっかり相性が悪くなったこの監督。あまり期待せずに観てみました。

お、悪くない
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ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.6

Netflixに来ていたので、久しぶりに観ました。

初めて観た時には、アラン・パーカーの容赦ない描写に引き込まれるも、何かしっくり来ないとこがあり、モヤモヤしました。若気の至りとは言え、最初に麻薬を
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.1

すいません、「妻は告白する」みたいなミステリーを想像しましたが、全然違いました💦

夫婦の話。そういう意味では、片方のいない「マリッジストーリー」か? 「クレイマー、クレイマー」の裁判シーンも思い出し
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.7

ミソとハウン、対象的な性格の二人。

子供の頃に知り合い友達として惹かれ合うけれど、成長する中で、異性の侵入などもあり気持ちがズレたり喧嘩したりして離れていく、、。

でも、それらいくつもの寄り道を経
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.0

かって映画監督だった男が歩む、過去への旅路。記憶への彷徨い。

31年ぶりですか。阪神タイガースの38年ぶり日本一よりは短いけど、すごい歳月。それでも新作を撮るというのはどんな心持ちなのかなんて、私な
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

ただでさえ生き辛い世の中、心に病がある人なら尚更。

でも、病があろうとなかろうと、人の心の容積はそれほど大きくはないのだから、溢れる部分は周りで支えないと、そもそも成り立たないのが人の世だと思います
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この心亡き者(2022年製作の映画)

2.8

台湾産の刑事ドラマ。

喪失を抱える女性刑事が連続殺人事件を追う、、。

主人公が喪失の痛みを抱え、さらに連続殺人は陰残ときているので、とにかく暗い^^;

新人刑事はアイドルみたいで、どう見ても刑事
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.0

ああ、やっぱりそっちへ行くのねー^^;

復活、日活ロマンポルノ!

「アルプススタンドのはしの方」好きでしたが、あれは例外か。こっちが本業?^_^

孤島に男2人と女1人。信仰宗教の訓練とか?まあ、
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暗くなるまでこの恋を(1969年製作の映画)

3.6

ベルモンド+ドヌーヴ+トリュフォー+アイリッシュ!

なんとも豪華な組み合わせですね。珍しい組み合わせでもあります。何故か見逃しておりました。

金持ちの男が、文通相手の女がとびっきりの美女で、すぐに
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ジェントルマン(2021年製作の映画)

3.5

韓国産クライムサスペンス。

最初の自動車事故のシーンからコメディ調なのかと思ったら、パク・ソンウンの悪役出て来てからは、もう待ってましたなダークな雰囲気に落とし込む。パク・ソンウンのお顔を見るだけで
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.8

いやぁ〜とんでもない方ですね^_^

60歳過ぎても働くのが当たり前の現代ですけどねーこのチャレンジはもう無謀としか言えないです^^;

60歳以上、180km、52時間、外海(キューバからアメリカ)
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

3.9

いやはや、こういう作品でしたか!

濱口監督の「親密さ」を観た時の様なショック(印象は違うけど)。

役者対監督。一対一のタイマン勝負。そんな感じ^_^

いわゆる台本読みですかね、リハーサルというの
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.8

王の御乱心!

見えているか見えていないか、、今作はその設定が絶妙でしたね。闇の使い方も良いです。

盲目の鍼医の「目」を通して語られる王家の陰謀は、前半こそ笑いありなんですが、後半は魑魅魍魎渦巻くサ
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Firebird ファイアバード(2021年製作の映画)

3.4

禁じられた恋ほど燃え盛るものだけれど、自由のない世界でのこの様な関係は、結局、みんなが傷付き悲しいです。

エストニアというあまり知らない国の、ソ連に支配されていた70年代とまだまだ同性愛には厳しい時
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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IMAX! 控え目に言って、最の高!!

「アメリカン・ユートピア」に魅せられて以来、いつか劇場のスクリーンで観たいと願っていましたら、IMAXで体験できる機会に恵まれ歓喜しました^_^

この方の身
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.1

コットは走る、、、。

アイルランドの田舎。夏休みに親戚の家に預けられた少女、コット。

彼女は、親戚夫婦とのひと夏に、人としての暮らしや営み、そして人の優しさと哀しみを学び成長する。

静かな自然の
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細雪(1950年製作の映画)

3.8

今日から始まった「生誕100年記念映画女優高峰秀子」。たくさん作品を観ている方ですが、まずはまだ観たことなかったこの作品から^_^

「細雪」と言えば、市川崑版は観てます。とっても映像が綺麗で四人姉妹
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バービー(2023年製作の映画)

3.7

ピンクは世界を制する!
 
六本木にある「アマンド」を思い出した(今もあるのかしら?)。アマンドピンク。あれはもっと濃いピンク?^_^

女も、男も、生き辛い世の中ですね。何でこうなったんだろう?
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緑の夜(2023年製作の映画)

3.3

韓国を舞台にした中国と韓国の女性によるバディものであり、ノワールです。韓国映画かと思ったら、中国映画なんですね。

男に抑圧された彼女達の自由を求めた反抗は、どこまでも息苦しさに満ちていますね^^;
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