邦画では珍しく期待を越えてきた😄
かわいいオッサン好きにオススメ。
岐阜県の山間部で木こりをしている克彦のもとに、ある日ゾンビ映画の撮影隊が現れる。
海辺のうまれなので、山には住みたいとは思わないけど、林業には何故かロマンを感じる。同じ林業をテーマにした「Wood Job!」も好きだったしな〜。
前半40分くらいは、自分勝手な撮影隊に腹が立つのだけど、後半にむけて登場人物たちのキャラ立ちと、心境の変化が生まれ、小さな笑いが積み重なって、雨がカタルシスを連れてくる。
・湯船の横滑り
・台本がお供え
・”総檜やぞ、これなら恥ずかしくないやろ!”
・”ゾンビは走れません!”、”常識だー!”
役所広司の上手さと、小栗旬の頑張りが際立ち、また助演陣もよかったけど特に高良健吾、嶋田久作は自然かつ存在感も。
悩める男たちが愛おしい、再生の物語でした。
そして、いつも思うけど、映画撮影の映画ってズルいよね…😁
晴れるぞ。
☆地政学的な林業の面白さを少し追記。林業が栄えるには、山だけあればいいわけじゃなくて、昔は木材の運搬用に海に繋がる大きな河川が必要で、船で都市へ運ばれてた。そういう場所は海岸で漁業も盛んになり、他地域との交易も進む、経済的に自立発展できる地域が多かったのです。