これはひとりの男が再起を"賭けた"物語。
はい、トム・クルーズ祭り！
トムの出世作『トップガン』と同年の作品です。若くてもカッコいい。この頃はまだあどけないというか、少し幼い感じが残ってますね。当時のトムは24歳。なんだ同い年じゃないか、偉そうなこと言えないな…笑
とはいえ本作の主人公は圧倒的にポール・ニューマン。1作目の『ハスラー』は若すぎて最初ポール・ニューマンと認識できませんでしたが、今作は僕が知ってるポールになってました笑
『スティング』と『明日に向かって撃て！』の頃の印象が強かったもので…（どちらも40代の作品）。
冒頭に書きましたが、プレイヤーとしての道を諦めた男が若い才能に魅かれて再起を図るお話です。
世間的には『ハスラー2』の方がヒットしたようですが、個人的には『ハスラー』の方が好みです。誰もが憧れるが誰もが手にすることができる訳ではない”勝利”を扱った骨太映画の前作に対して、今作は”人生”にテーマが変わってしまったので。
もちろん今作も、『スティング』以来鳴かず飛ばずで不振が続いていたポールと重ねると、なかなか熱いものがあるのですが、僕はハスラーには”勝負の世界”が見たかったですねー。
スコセッシ感は比較的薄めだった印象。
