ハスラー2の作品情報・感想・評価

「ハスラー2」に投稿された感想・評価

これを観て中学生のとき背伸びして一人でビリヤードいきました。
胸元に吸い込まれるナインボールがたまらなかった
mizsee

mizseeの感想・評価

3.6
中学生の時に劇場で鑑賞して以来、時折見たくなる。
派手なシーンや展開はないが、静かに燻るエディの闘争心が再燃していく様は、自分が中年になった今、気持ちを揺さぶられる。
1986年アメリカ映画。
ポールニューマン・トムクルーズ共演。
日本におけるビリヤードブームのきっかけと
なった作品。ニューマンは実に25振りの
「ハスラー」作品。
トムクルーズが本当に若く、才気あふれる
若者を演じている。
最後のアトランタでの直接対決は、
今でも記憶に残る…ポールニューマンの
男ぶりが格好よい。
え君

え君の感想・評価

4.0
「スカーフェイス」の時は何とも思わなかったのに、本作のメアリー・エリザベス・マストラントニオは凄く魅力的だった。わずか3年でそこまで変わるのか。
似た者同士の師弟が衝突を繰り返しながらもお互いが穴を埋め合って成長していく。エディとヴィンセントの勝負はビリヤードの緩急ある動きと演出によってエロティックに映る。
一度死んだ男が若い男と女に知恵を与えて、彼らに刺激を受けて再び復活する。スコセッシらしい脚色。
るみる

るみるの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

お金を儲けるための戦略がおもしろい!

冷静で大人なエディ(ポール・ニューマン)に対して、感情の赴くまま子どものビンセント(トム・クルーズ)。

2人の対比が良い!

良いチームワークになってきたな…というときに、エディがカモられ自分の不甲斐なさ情けなさに自暴自棄になり、戦略を投げ出す。
今まで常に冷静だったエディが涙を拭う仕草が印象的。

そんなエディがビンセントに勝ったときのガッツポーズには私もつい力が入ったな。笑
あれが八百長だったなんて…ショック。

最後までお金を稼ぐという戦略を遂行しているビンセント。
お金ではなくビリヤードへの情熱を再燃させたエディ。

逆転した2人の対比の描き方が素敵!

ラストに…
「カムバックだ!」と球を打つ終わり方。
これからはビリヤードを心から楽しんでる姿が目に浮かぶ!(o^^o)
エビラ

エビラの感想・評価

3.3
ポールニューマンとトムクルーズのイケメン組み合わせで当時ちょっとしたビリヤードブームになった。当時はチヤホヤされてた感のトムクルーズだが、これや、カクテルなどでもブームを作ってたからやはり影響力ある俳優。正直ビリヤード自体は地味なスポーツだから個人的には退屈な作品だった気がするが、これスコセッシだったのね。
たー

たーの感想・評価

3.3
大人のポールニューマンと子供のトムクルーズの掛け合いが面白い。
Kuuta

Kuutaの感想・評価

4.2
名作。2時間あっという間だった。
自分の分身であるビリヤードのボールは、一度打ったら運に任せて見守る事しかできない。劇中、金も運も何度も行ったり来たりする。それでも最後に打つか打たないかの選択を迫られた時、そこに「ハスラー」としての計算は無く、自分の矜持の問題になってくる(=時に運も芸術)。だからこそあの8千ドルはどうしても受け取れないし、準決勝で自分の姿がボールに写り込むのを見たエディ(ポール・ニューマン)は、それを打つことが出来ない。

負けたままではいられないと、衰えを自覚しながらも若きヴィンセント(トムクルーズ)に戦いを挑む。負けても負けてもまた挑む覚悟。プレーヤーとしての意地が最も輝きを放つ、まさにその瞬間映画は幕を閉じる。

冒頭、エディは古い酒を言葉巧みに買ってもらおうとするが、次第にビリヤードに注意が向いていく様子がカメラのパン一発で表現されている。ヴィンセントはチョコパフェを平らげている子供であり、チャイルドワールドに勤めている。エディはカルメン(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)にイエスノーを上から指導するが、エディが敗北に打ちひしがれて別れる場面ではヴィンセントが階段を上がり、エディが下に降りる。

ボールの動き(転がる、跳ねる、落ちる…)を細かな編集で見せるのが渋いしかっこいい。ビリヤードシーンのカメラワークだけでも退屈しない。ロードムービー的な中盤、各地でベテランエディに対するリスペクトが感じられる一方で、黒人ハスラーに手痛い敗北を喫した時の哀愁がたまらない。

前作でビリヤードに傾倒し過ぎた挙句恋人を失った経験が悪夢となって何度もエディを襲う。ヴィンセントとカルメンの姿に古傷をえぐられつつ、今の恋人には細かく連絡を取る(それだけに、周囲の照明が消えてヴィンセントだけとの空間に入れ込んでいくエディのラストをハッピーエンドと捉えていいのかは疑問)

師弟ものの定番ストーリーをテンポ良く消化しつつも、ラスト30分は思わぬ方向に転がっていく。あくまでハスラーというシリーズは、エディの生き様を描いた作品なんだということだと思う。84点。
寅さん

寅さんの感想・評価

5.0
引き継ぐ所は素直に引き継ぐ姿勢が好感を持てる2作目。
トムクルーズより坊や感がある奴はなかなかいない。
最後のカムバックだ!で終わらせるスコセッシは気持ちが良い
イライラ映画だが最後で気持ち良くさせてくれる所。しかしこの終わり方が好きじゃない。これで先は無くなった。というより目に見える“目標”しかなく、彼らにすれば手の届くもの、つまり夢がない。
勝敗を競うタイプのスポーツ映画ではなく、あくまでもいかに相手を騙し、大金を稼げるか、といった賭け事のロジックを取り扱った作品。

日本人には馴染みのない文化だけど、周到な準備と駆け引き、モブを誘い込み、より多くの賭け金を相手にプールさせるか。

ギャンブルごとのロジックを丁寧に描かれているため、単に登場人物がカネを巻き上げ、喜んでいるのではなく、観客側もその仕組みを理解した上で、欺くため最大限のカタルシスを得られる。

なにより本作はスコセッシの作品上でも、最も俊敏なカメラワークを堪能できる映像の博覧会。
上下左右にパンして、クローズアップが気持ち良すぎる。
映像のテンションが非常に高く、加えて役者陣はほぼ早口でぐいぐい持っていく。

シュノーケルを駆使し、ビリヤード台を縦横無尽に駆け巡る。

せわしなく、カットを重ねモンタージュによる隙のない演出。

エリッククラプトンなどのロック、ブルース中心の楽曲が鳴りやまず、映画のテンポを持続させる。

特に『Werewolves of London』の場面の編集とビリヤードのシーンがカッコよすぎる。

オープニングのナレーションにある「時には、運も芸術である」のように、必然性重視のコンテンツである『映画』に、偶然やたまたまで、話の流れを押し込んでいく本作は非常に稀有な作品だと思うし、このテーマ性だからこそ、成り立ち『偶然』が都合よく映るのではなく、リアリティを増す機能を果たしているのは、本当にすごいと思う。


トムクルーズ演じるヴィンセントが賭け事の術を嗜んでいく中で、師匠であるエディに一杯食わす場面では、映画的な清々しさを得られる。
それと比較し、ポールニューマン演じるエディが、名誉を失う事件をきっかけにハスラーを離れていく。

繊細な思いが交差し、非常に中途半端で、これからという所でラストを迎えますが、そここそが最高のポイント。
映画は終わりを告げるけど、彼らの物語は、終わりを迎えず、むしろ始まりを示唆させ、「カムバックだ」にのせてEDに向かう。

もう一度人生をワンスアゲインさせる決意を見せる超クールなカット。
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