TMネットワークといい…80〜90年代初頭に音楽バンド(実在)がアニメ化するのは…流行のメディアミックスだったのか？にしてもアニメ化ってどうなの。
TMはメンバーが異世界ファンタジーにいましたが、今作はZiggyメンバーがロンドンでレコーディング中、何者かに襲撃されるところから話が始まります。こう見るとTMの“キャロル”がいかにトンデモアニメだったかが分かりますね、普通だ(ただし途中まで)。
どうもこの映画のキャッチコピーは「実在するバンドのアニメ化はビートルズのイエローサブマリン以来！」みたいなので、メディアミックスのはしりにせよ、現場の本人たちは結構乗り気だったのかもしれない…
だがアニメの出来は“キャロル”といい噴飯もので可哀想ですらある…
とはいえファンからすれば、アニメでのキャラクターを本人たちと比べると面白いらしい。つまるところ音楽バンドのアニメ化というのはそう悪いものじゃないらしい。
ただ殺人事件の容疑がかかり、その無実を「サウンドで証明してみせな！」って展開はいただけない…芝居掛かった台詞といい80年代臭が香ばしくて痛い。
まぁそういうダサさは味わいがあるのでいいけれど、それにつけても唐突なネオナチは庇いようがない。せ、洗脳ロックですか…そうですか…
“キャロル”程じゃないと思っていたら今作も中々イカれた映画でした。“音楽が世界を救う”アニメですね。話の規模がデカい。
シティーハンターかルパンであるような展開をバンドマンが軽々とこなすとは。
キング・オブ・ポップのそっくりさんが出てくるのはご愛嬌。それともあれはdisってんのかな？(・・;)
