そらぴよ

劇場版 天元突破 グレンラガン 螺巌篇のそらぴよのレビュー・感想・評価

5.0
「天に風穴が開いた日、明日に続く道を見た。」

もう最高の一言。全てが心も血湧き肉躍るシーン、全ての言葉が名言になる。本当にこの作品に出会えて良かったと心の底の底の底から言える神作品。ただのロボットモノでは到底収めきれないのがこの神作品。なんと言っても戦闘シーンは激アツ。日本アニメ史、ロボットの部ではベストスリーに確実に入るレベル。声優の演技も圧倒させられるし、音楽もイチイチカッコイイ、さらにシーンひとつひとつが迫力がある。ハイレグだとか結構際どいお色気要素があるのもポイント高いです。

そして大好きな口上これがもうたんまり沢山出てくる。もうこれだけで見る価値がある。

「因果も定めも突破して!」『命の叫びが銀河に響く!』「『怒涛合体!アークグレンラガン!」

「友の思いをこの身に刻み、無限の闇を光に変える!天上天下!一騎当神!超銀河グレンラガン!人間の力見せてやるぜ!」

「因果の輪廻に囚われようと!」
「残した思いが扉を開く! 」
「無限の宇宙が阻もうと!」
「この血のたぎりが定めを決める!」
「天も次元も突破して!」
「『掴んで見せるぜ己の道を!』」
「天元突破グレンラガン!!!」
「『俺達を誰だと思ってやがる!!!!』」

「俺達は一分前の俺達より進化する!一回転すれば…ほんの少しだが前に進む。それが…ドリルなんだよ!」

大好きすぎる。もう語ることが大好きしかないくらい大好きすぎる。

てか口上だけじゃない。「『もし』とか『たら』とか『れば』とか、 そんな想いに惑わされんな! 」この言葉が好きすぎる。あの時こうしていれば、あれを終われせてたらとかそんな考えを一蹴してくれるようなカミナのこの言葉。今の自分に必要な言葉だと思います。ですがカミナの言葉で1番熱かったのはこれじゃない。「背、抜かれちまったな」これですよこれ。これが熱すぎる。ただの身長だけの話じゃないんですよ。もちろんそれもあるけどね???アニキを超えたって。アニキならどうしてた???と考えてた、アニキの背中を追いかけてたシモンがアニキを超えたって、アニキがシモンを本当に認めたって事なんですよ。もう涙止まらなかったね。

テレビ版ではあまり語られなかった空白の7年が補完されてるのもポイントが高いです。巨大アニキ像はシモンが地道にコツコツとドリルで作ってました。この銅像が倒されるシーンには怒りと悲しみが湧きましたね。てめぇらぶっ殺すぞクソガキがこらおぅ!?となんでそんなことすんだよと自分が双極性障害かと疑うほど心があっちこっちに行ってました。

そしてエンドロールで描かれるシモンの旅。水不足の村の井戸を掘ったシーン。見返りに花を咲かせてくれと頼むこのシーン。大グレン団のシモンではなく元の穴掘りシモンとしてニアの夢を叶えようとしてるのが最高でした。泣かせるよお前。
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