バナバナ

マイレージ、マイライフのバナバナのネタバレレビュー・内容・結末

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ライアンは他企業から依頼されてリストラを勧告する、リストラ請負人。
不景気の折り、1年のうち11ヵ月は国内を飛び回っている。
航空会社のカードはプラチナカードだ。
彼の夢は、マイレージを1000万マイル貯めること。
まだ6人しか達成した人は居ないらしく、それは月に行った人数よりも少ない。
自分がその7人目になるのが夢だという。

そんな彼に、最近少し変わった事が起こった。
空港の高級ラウンジで同じく出張族の女性と知り合い、一時のアバンチュールを過ごしたり、新卒で入ってきた生意気な女性社員の研修係に任命される。

ライアンの仕事は担当直入に首であることを相手に宣告し、後は資料を読んどいて…という、何ともドライなものなので薄情な人に見えたが、この後輩のプランなどは、チャットで首を宣告するという、かなり非情なもの。
しかし、後輩を指導しているライアンを見ると、リストラする相手の経歴を事前にチェックしていて、「元々は、こちらの道の方があなたは好きだったのでは…」と示したり、後輩にもちゃんと手の内を見せて指導しているので、本当は優しい人だと思われる。
この後輩とのやりとりの中で、人間らしい感覚を取り戻していくのだが…。

一度人の温もりを知ってしまうと、今まで辛くも何ともなかったのに、一人がズドーンと身に染みちゃうよね。
この経験で、彼のこれからの人生は変わるのでしょうか。
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