セイラ

幸せのレシピのセイラのレビュー・感想・評価

幸せのレシピ(2007年製作の映画)
4.1
・飯テロラブコメ。高度なお料理ばかりなのに何故か味が想像できる、幸せなものばかり
・『マーサの幸せレシピ』のリメイク
・姉を交通事故で失ったシェフであるケイトと残された姪っ子ゾーイの心温まるお話
・ニックがかっこいい!陽気で朗らかなのに軽すぎず、よく周りを見ているひとって本当に魅力的

素敵!グルメ映画の中でも随一。
傍から見て分かる、こどもと関わるの苦手そうな人の不器用さとか、
同じ傷を共有する痛さとか、そういう苦みも含めて感情移入できる。
ニックのかっこよさは最高で、朗らかでどことなく嫋やかでちょうど良い柔らかさ。
イタリア語を使う身としては、こういう陽気さがだいすきだよ!と思う。
軽薄過ぎないキザさや、土足で踏み込みすぎない優しさを演じるにあたってアーロン・エッカート適役だった。良い。

完璧主義で仕事に生きるも、不器用な心配りや意地っ張りや、ゾーイと接することに頭を悩ませる姿も魅力的なケイト。
孤高なキャリアウーマンも抱える“リアル”があって良かった。
頑張る女性は素晴らしいと思わせてくれる作品。

‐‐‐「ティラミスの意味は、神々の食べ物」願望だけどね。‐‐‐
トマトソースのスパゲティと迷ったけれど、
こういう誰も蔑まないジョークがつらい気持ちを軽くするよねとにこにこしてしまったのでチョイス。
料理の資格を持っていることをイタリアのお友達に伝えたときに
初めて彼女が教えてくれたティラミスのレシピをここでシェア。
わたしにとっても思い出の味、且つ本場の子たちがパーティーで食べる味なので間違いなし。
材料
・土台
ビスコッティ・サヴォイアルディ
エスプレッソ
・クリーム
生クリーム、卵、お砂糖、マスカルポーネチーズ
ビスコッティがないときは、マリービスケットを砕いて敷き詰めても日本人の舌に合って美味しいです。
‐‐‐
セイラ

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