アランスミシー

ポーラXのアランスミシーのレビュー・感想・評価

ポーラX(1999年製作の映画)
5.0
やっば‼︎
カラックス史上最高傑作だろ
そっか、カラックスってトリアーがやりたかったのね、、
なんで1番評価されてないのか理解できない

『ヨーロッパ』のスクリーンプロセスも斬新だったけど、積極的CG使用に関して言えばカラックスが先だったってのは衝撃

てか音楽スコットウォーカーだったの!
どうりでインパクトハンパなかった

《善意のつもりで”軽率or無謀”に相手の領域を荒らす系の中でもポーラXと雰囲気の似た作品例》
暗殺の森、ポゼッション、汚れた血、エレメントオブクライム、ヨーロッパ、ドッグヴィル


《ピエール》
“東(共産主義圏)”で外交官を務めた父を亡くしたフランス上流階級の箱入り息子ピエールは、最も階級が低く差別の対象であるジプシーの女イザベラと出会い彼女と(腹違いの)姉弟関係だという主張を信じ、婚約者を捨てて放浪の旅に出るが、やがて自分の現実社会での生活力のなさが原因で下の妹を失ってしまう。止むなくイザベラのツテで地下組織の世話に預かられる身となるが、、


トリアーが自分をユダヤ人だと信じてナチスの(父の)血を引く事を知って絶望したように、カラックスも衝動で反対の陣営に手を出した過去があるのだろうか


エカテリーナゴルベワの芝居だけどうしても鼻についちゃった。