2025年時点ではソフト化もあまり出回っておらず、レオス・カラックス特集が劇場であった時に35mmで上映されてたので鑑賞。
今作は原作がありの作品だが、彼の恋愛映画特有の"訳ありなヒロインと狂う男…
この映画は、大昔に観て、あんまりストーリーがわかんなかった記憶がある。ナルシスティックな雰囲気が、タルコフスキーや押井守にも通じていて、そこは好きで、当時は楽しみながら何となく観れたが、いまみたら、…
>>続きを読む思い込みの強い人というのは、自身の脚本よりも人の本を監督した場合の方が、良い結果を生む場合が多いような気がする。ハーマン・メルヴィルの原作を映画化した本作品は、自伝的要素の強かったアレックス3部作に…
>>続きを読む逸脱の不可逆性と意外さ ピエールもイザベルも自覚した頃にはもう装置を止めることが出来なかった それを望んでいたから… 血縁的な近親かどうかは重要ではない 女は男にとっての、彼自身の願望や世界そのもの…
>>続きを読む「理由」はなんであれ自己破壊がテーマなのはわかる
個人的になんとなく感じた「理由」はブルジョワ批判かな
ただ原作のタイトル通り、曖昧さが映画の前提になってる気がする
曖昧なのがダメなのではなく、曖昧…
【カラックスは下手な映像作家】
カラックスはあまり好きではないのだけれど、この作品も例外とはならなかった。
主人公たちが破滅に至るのは、背後に父や家の影があるからだろうが、そこがうまく描かれてい…