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奇跡の丘のおしゃのレビュー・感想・評価

奇跡の丘(1964年製作の映画)
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パゾリーニによる「マタイ福音書」の映画化。イエス誕生からイエスの死まで、映像ではじめて見たので、頭で整理されてよかったな。同じくキリストを扱った映画「パッション」を遠い昔に見た覚えがあるけど、当時小さかったから全く理解できなかったし、血だらけですごく怖かったイメージがある。対して本作は、キリストの言葉がゆっくり入り込んでくるような比較的穏やかな印象を受けた映画だった。今回はじめてパゾリーニを見たけど、彼のムズカシイしぶっとんでるというイメージとも対照的だ。印象に残ったのは、サロメのシーン。絵画でもたくさん題材にされるサロメだけど、妖艶な悪女ではなくあどけない表情のまだ幼い子だった。どうしてなんだ?でも母親との口づけからすてきなシーンだった。
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