このレビューはネタバレを含みます
ドキュメンタリー番組制作というていのPOVなのに、冒頭からカメラがぐいんぐいん揺れすぎてちょっと酔う。番組で使い物になるのか疑問。
中盤からはカメラマンが動揺してるので、揺れも気にならなくなる
起こる超常現象はさまざまだが、
ガラスを突き破って手が出てきたり、患者タグがつけられていたり、
「え、物理……?」とプチ興醒めがおきる。
それが過ぎると、いろんなパターンの現象と幽霊を見せてくれて、「おぉ〜笑」みたいな気持ちで観れるが、どれも「そういうやつね」の枠を超えてこず、
意外と固定カメラで役者が持ち上げられたり吹き飛ばされたりしてる絵が、新味があってよかったりする。
振り返った女の子の顔がぐにゃりと変形するところはドキッとした。CMか何かで見たことがあり、印象に残るカットだったんだと思った。
あと主人公が一人になって、半分精神崩壊からのネズミを捕まえて食うシーン、固定カメラワンカットで、超リアルですごかった。ここがいちばん観てよかったと思うシーンだ。