昔、学生の頃に勉強ついでで見た時には、記者2人(合わせてウッドスタイン)の仕事ぶりにただた見惚れて、次々と出て来る情報に食いつくのが精一杯。オチが分かっているからこそ、結末までたどる過程が面白かった印象。
今回、再鑑賞の際はカメラワークに見惚れてしまった。
大きな見えない力に立ち向かう小さな2人を広角で撮って会話をさせたり、ビルの上から駐車場を撮り、出て行く車をカメラが追う監視されてる様なシーンも良い。
バーンスタインを演じるホフマンが高官関与の情報提供にたどり着く時の興奮を抑えた静かな演技が上手い。
保守党支持者のウッドワードを演じるレッドフォードがホワイト・ハウスの揉み消し・盗聴・妨害を知った瞬間のポカンとした表情は、保守党支持者の反応を代表しているかのようだ。
報道の自由が何よりも大事という精神を貫くためにタイプライターを連打するシーンで映画を締めくくる演出が渋い。
次見る時は多過ぎる登場人物の名前を全部メモりたい。
