ちゃんマチ

プレシャスのちゃんマチのレビュー・感想・評価

プレシャス(2009年製作の映画)
4.6
とても重いテーマの話だった。
しかし、生きる勇気をもらえる話。
自分の悩みなんてちっぽけだなぁ。

1987年、辛いことがあると自分が有名女優になったら…人気者になったら…と空想を広げる、それが日常のプレシャスという16歳の女の子が主人公の作品。
生活保護を受けぐーたら生活する母の世話をしながら父親にはレイプをされ、その父親の子を2人産む。
プレシャスという名と真逆の生活をしながら学校へ通う。
勝手で典型的なダメ親に育てられるが、最後まで生きる希望を捨てない。
自分のことだけ、劣等感ばかりの母親は子どもが幸せになることを許さない。誰も思っていないのに、愛されていない、自分に魅力がないから旦那を子どもに取られたとあまりにも観点のずれた感覚を持っている。話にならない。


空想シーンが多い。それだけ辛い日々を送ってきているのだと、見ていて胸が痛くなる。
しかしプレシャスは愛溢れる優しい先生に出会うことで考えが変わります。
今まで知らなかった感覚を知ることになる。その変化をみながら思うことの多い映画でした。
プレシャスの強さ。
先生役の女性のなんときれいなこと。。。もう一目惚れ状態で鑑賞しました。
ダメ親役の女性の迫真の演技も魅力。
また観たい。