リー・ダニエルズという監督はマライア・キャリーが好き…?
ハーレムの黒人少女。お世辞にも可愛いとは言えない外見で、肥満体型。家では母親の奴隷のような生活。しかもお腹には父親の子どもが…しかも2人目…。
何を取っても絶望でしかない境遇のプレシャス。
一本の光が見えたかと思いきやさらにはドン底に……
あまりに辛くて、途中何度も観るのをやめようかと思ってしまった。
さすがにここまでいくと希望を持って終わった感じには思えなく、ただただ親子の幸せを願いばかり。
ポーラ・パットンが本当に素晴らしい。フリースクールのみんなも良かったが、この先生の存在がとてつもない救いとなった。
人種差別の話と思いきや、これは貧困層をとりあげたアメリカの社会問題についての話である。このような世界が存在すると思うと、ただただ悲しくなってしまう。