アノ

星のない男のアノのレビュー・感想・評価

星のない男(1955年製作の映画)
4.4
カーク・ダグラスの圧倒的魅力!
基本的にカーク・ダグラスが好きじゃないのだけれど、この見事な陽性のナイスガイぶりには痺れっぱなしだった。
特に序盤の酒場での振る舞い!
ウィリアム・キャンベルを新しい友人たちに紹介するときのおどけ方はフォード映画のよう。

この底抜けに明るいダグラスが終盤になって抑えていた陰性を出してしまう展開も素晴らしい。
追い詰められたダグラスはいつもの陰気で血走った演技なのだが、これがギャップとして機能しているので切なさすら持たせているのが凄い!

ラストは殴り合いで締める倫理観も良いが何よりこのアクションが楽しい。
跳んで這って覆いかぶさる!
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