ゆずきよ

レッドクリフ Part Iのゆずきよのレビュー・感想・評価

レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)
2.5
定期的に訪れる歴史映画を観たい時。
今回は気分的に三国志を選択しました。
実はこのpart1は当時映画館へ観に行っています。
なのにpart2は観ていないという。
その理由を思い出すためにも再鑑賞。
あくまでも三国志を元にしたフィクション映画です。
大事な事なのでもう一度言います。
三国志が原案の史実や英雄伝とは全く違うフィクション映画です。

物語は、三国志というお話の前半の佳境、1番盛り上がる赤壁の戦いを描いたスペクタクル映画です。
三国志は一応正史と言われる物と演義と両方読んでいます。
ここで三国志のあらすじを説明すると全60巻+7巻分書かないといけなくなるので省略します。
私の推しは呉軍で特に程普が好きという事だけ覚えて帰って下さい。この映画ではかなり不遇な扱いをされていますが。
前半は赤壁の戦いというよりはその前日譚という感じ。
長板の戦いなどが描かれますが見逃していなければ劉表は出て来ません。
メインのエピソードは演義かな。
アクションも派手だし物凄くお金かかってそうだなぁと思いながら観ていました。
何より人の数が凄い。
多少のイメージ違いはあるにしてもそこはまぁご愛嬌。
私は別に歴史物に脚色を加える事に関しては寛容な方です。別に面白ければ良いと思います。
でもオリジナルキャラクターに関しては少し苦手。
特にそれが主要キャラとして描かれる場合は特に。
それは踏まえた上で甘興って誰?
私の推しメンの1人である甘寧が何故こんな事に…。
あと納得がいかないのが曹操軍って三国志の中でも人材が豊富なんですよね。
それを謎の夏侯一族以外目立ったキャラクターが裏切った蔡瑁くらいしか居なくて、曹操も劉備が羨ましいってのはちょっと違うんじゃないかなぁ。
そんなこんな言っても映像は派手だしこれはこれで悪く無いと観続けます。
馬の出産シーンはいるかなぁ?
ここから少し謎のシーンが続きました。
この辺削れば一本で行けたんじゃ…。
同じような髪型や髭面なのでキャラクターがわからなくなりがちですが横山光輝三国志で鍛えた私には造作も無い事。
でどっちが程普でどっちが黄蓋だろう?
亀可愛い。
やっと合戦シーンになったかと思いきや折角罠に嵌めた敵を将軍が危険を犯して虐殺するという不思議な行動。
いやムーブはカッコいいんだけどね。
あまりにも一騎当千が過ぎますって。
総司令官までうずうずが止まらず前線に出るのを不安そうに見つめるだけの金城公明。
今回の戦いの目的がわかったところで前編終了。
果たして後編では私の推しの1人鳳雛先生は出るのでしょうか?

アクション映画としては面白かったです。
ただ良く分からないシーンも多くて途中少し首を捻ってしまったのも事実。
あとはやっぱり三国志としては違うんじゃ無いかなぁと思ってしまいました。
それがきっと私がpart2を観ていなかった理由かな。
でもあれから私も大人になりました。
今回はpart2も観ます。
ゆずきよ

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