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My Tennis Maestro(原題)
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『My Tennis Maestro(原題)』に投稿された感想・評価

3.9
@再びイタリア往復機内鑑賞 6/6

 今年2回目のイタリア出張の際に機内で観た映画、6本を連続してレビューしていきたいと思います。6本目。戦争後の今や直行便と言っても15時間以上と言う長旅。ただ、1ヵ月前のタイ航空と比べて、今回は全日空だったので、エンタメがものすごく充実していました。さすが日系の航空会社。エコノミー席の劣悪な環境で見た全6作品なので、映画館で観てたら、採点はもう少しよかったかもしれません

最後はイタリア作品。間違いなく日本では観られないだろうと言う事で。
多分4,5作品ぐらいは出演作品を観た事有るであろう「ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ」主演の安定感を信じて。そしてイタリア映画はやはりコメディが面白い持論も信じて。

以下、ネタバレもちょっと有りますのでお気をつけを↓↓

舞台は1989年のイタリア。

13歳のテニス少年フェリーチェは、勝利だけを求める厳格な父親の期待を一身に背負い、全国大会へ挑みます。父親は息子をさらに強くするため、かつて将来を嘱望されながらも挫折した元プロテニス選手ラウルをコーチに雇います。

ラウルは破天荒ないわゆるチョイ悪親父。
型破りで自由奔放な人物。試合を転戦しながらイタリア各地を旅する中で、

* フェリーチェは「勝つことだけが人生ではない」と気づき始め、
* ラウルも少年との交流を通して、自分自身の人生を立て直そうとします。

テニスを通じて、二人の間には深い絆が生まれていきます。

見どころ

* テニスの試合そのものよりも、成長と人生がテーマ。
* 1980年代のイタリアの海辺や街並みが美しく描かれている。
* 「勝利至上主義」と「自分らしく生きること」の対比が作品全体を貫いています。


一方でラウル自身も、フェリーチェとの交流を通じて、自分の過去や挫折と向き合い始めます。

ラスト

映画は、いわゆる「全国大会で優勝して大団円」というスポーツ映画にはなりません。
フェリーチェは最後まで苦戦を続け、劇的な優勝を果たすわけではありません。しかし、彼はようやく「父親のためではなく、自分自身のためにテニスをする」という気持ちを見つけます。

ラウルも完全に過去を克服するわけではなく、人生をやり直すための一歩を踏み出すところで物語は終わります。

つまり、この映画の結末は「勝敗」ではなく、

* フェリーチェが自分の人生を歩み始めること
* ラウルが再生への希望を見いだすこと

を描いています。

正直、最後アツくなりきれないので、ちょっと物足りなさが残るのも事実でした。ただ、独特な終わり方もこの映画っぽくて良いと言えば良いのかもしれません

もう一度観たいので、
来年のイタリア映画祭とかでやってくれる事を期待します。