マフィア映画の金字塔。
ニューヨークの血なまぐさい抗争。
シチリアの乾いた叙情的な風景。
緩急の効いた映像は素晴らしい。
名優マーロン・ブランド演じるドン・コルレオーネは事あるごと息子たちに「家庭は円満か?」と問いかける。ファミリーにはいつも赤子の泣き声が響き、子供たちが笑顔で遊びまわる。
裏切り、駆け引き。
そして
受け継がれていく血、絆。
マーロン・ブランドの圧倒的存在感は言うに及ばないが、純朴な青年マイケルがやがてマフィアのボスとして君臨するまでを見事に演じ分けた若き日のアル・パチーノの演技も素晴らしい。ラストがまた良く、シビれるかっこよさ。
大変面白かった。
哀愁溢れるテーマソングとともに、色褪せない名作。