“エイドリアーーン!”
【STORY】
ファイターの素質を持ちながらも、地元フィラデルフィアでアマチュアボクサー兼借金取りとして孤独に燻っていたロッキー。彼がひょんなことからヘビー級世界チャンピオンであるアポロ・クリードに挑戦することになり、熱い戦いの幕が上がる。
【REVIEW】
作品賞を含むアカデミー4部門受賞のボクシング傑作。
“愛のために戦う”なんて言ったら結構クサい印象もあるけど、そのクサさがストレートにかっこよく感じられるのが『ロッキー』で、シルヴェスター・スタローンだと思う。いかにも”漢”って感じの”イタリアの種馬”という二つ名を自分の思いつきで名乗っている辺りも、脳筋キャラに合ってて好き。対戦相手であるアポロも、彼は彼で”ザ・アメリカ”みたいなダサさが分かりやすくて楽しい。ポーリーも感情的なおバカだし、この映画は本当に”ストレートおバカ男祭り”みたいな映画なんだけど、そこがなんだか少年心くすぐられるというか、恋にもバトルにも何の駆け引きもいらない、ストレートな素直さが今作の愛すべきところな気がする。
そんな男祭りの中で唯一しっかり登場する女性が、ロッキーの恋の相手エイドリアンだけど、彼女がかなり内気で引っ込み思案なタイプかと思いきや、言う時は言う、動く時は動くタイプなのが頼もしいし惹かれる。
日本ではアントニオ猪木のイメージもあるあのテーマソングが本当に気持ちを熱く高めてくれる感じがするし、そのメロディを実は前半からエモーショナルに使ってたりするのも粋でおしゃれ。ランニングシーン観てると、気分だけは一丁前に走りたくなったりする。
何度倒れても立ち上がる2人の選手。彼らの戦いが続くほど、響く歓声も相まって、感情をこれでもかと揺さぶられる。周りの狂乱・喧騒を物ともせず、恋人エイドリアンの名前を大声で呼ぶシーンは有名。純粋で力強い愛に感動。
---
観た回数:3回
---
【星つけた際の"個人的"評価・好み】✨✅
※作品のウリじゃなさそうな部分は「-」
総合点89pt/100pt 星換算★★★☆4.4
95=スタンディングオベーション/90=大拍手/80=最高!/70=すごい!/60=良い/50=不足なし/40=あと一歩欲しい/30=うーん/20=さすがにちょっと/10=Z級
《基本点》
コンセプト 83pt/100pt✨
原作・実話 --pt/100pt
設定・起点 70pt/100pt
脚本・展開 80pt/100pt✨
テンポ感 70pt/100pt
編集カット 87pt/100pt✨
心に来る度 70pt/100pt
後味残る度 --pt/100pt
撮影構図 86pt/100pt✨
カメラ動作 87pt/100pt✨
固有の演出 --pt/100pt
言葉選び 81pt/100pt✨
映像美 --pt/100pt
視覚効果 --pt/100pt
美術 79pt/100pt
キャスト 87pt/100pt✨
演技 75pt/100pt
顔芸レベル --pt/100pt
キャラデザ 87pt/100pt✨
衣装 85pt/100pt✨
メイク等 87pt/100pt✨
音響・録音 79pt/100pt
サントラ 97pt/100pt✨✨
歌曲 --pt/100pt
主題歌 --pt/100pt
《ジャンル点》
ヴィラン -pt/100pt
アクション 93pt/100pt✨✨
歌唱力 -pt/100pt
ダンス -pt/100pt
肉体美 -pt/100pt
ミステリー -pt/100pt
サスペンス -pt/100pt
コメディ -pt/100pt
ファミリー -pt/100pt
カワイイ -pt/100pt
ビックリ -pt/100pt
ゾワゾワ -pt/100pt
胸糞悪さ -pt/100pt