ヨダセアSeaYoda

ロッキーのヨダセアSeaYodaのレビュー・感想・評価

ロッキー(1976年製作の映画)
4.4
“エイドリアーーン!”

【STORY】
 ファイターの素質を持ちながらも、地元フィラデルフィアでアマチュアボクサー兼借金取りとして孤独に燻っていたロッキー。彼がひょんなことからヘビー級世界チャンピオンであるアポロ・クリードに挑戦することになり、熱い戦いの幕が上がる。

【REVIEW】
 作品賞を含むアカデミー4部門受賞のボクシング傑作。

 “愛のために戦う”なんて言ったら結構クサい印象もあるけど、そのクサさがストレートにかっこよく感じられるのが『ロッキー』で、シルヴェスター・スタローンだと思う。いかにも”漢”って感じの”イタリアの種馬”という二つ名を自分の思いつきで名乗っている辺りも、脳筋キャラに合ってて好き。対戦相手であるアポロも、彼は彼で”ザ・アメリカ”みたいなダサさが分かりやすくて楽しい。ポーリーも感情的なおバカだし、この映画は本当に”ストレートおバカ男祭り”みたいな映画なんだけど、そこがなんだか少年心くすぐられるというか、恋にもバトルにも何の駆け引きもいらない、ストレートな素直さが今作の愛すべきところな気がする。
 そんな男祭りの中で唯一しっかり登場する女性が、ロッキーの恋の相手エイドリアンだけど、彼女がかなり内気で引っ込み思案なタイプかと思いきや、言う時は言う、動く時は動くタイプなのが頼もしいし惹かれる。

 日本ではアントニオ猪木のイメージもあるあのテーマソングが本当に気持ちを熱く高めてくれる感じがするし、そのメロディを実は前半からエモーショナルに使ってたりするのも粋でおしゃれ。ランニングシーン観てると、気分だけは一丁前に走りたくなったりする。

 何度倒れても立ち上がる2人の選手。彼らの戦いが続くほど、響く歓声も相まって、感情をこれでもかと揺さぶられる。周りの狂乱・喧騒を物ともせず、恋人エイドリアンの名前を大声で呼ぶシーンは有名。純粋で力強い愛に感動。


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観た回数:3回
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【星つけた際の"個人的"評価・好み】✨✅
※作品のウリじゃなさそうな部分は「-」
総合点89pt/100pt 星換算★★★☆4.4

95=スタンディングオベーション/90=大拍手/80=最高!/70=すごい!/60=良い/50=不足なし/40=あと一歩欲しい/30=うーん/20=さすがにちょっと/10=Z級

《基本点》
 コンセプト 83pt/100pt✨
 原作・実話 --pt/100pt
 設定・起点 70pt/100pt
 脚本・展開 80pt/100pt✨
 テンポ感  70pt/100pt
 編集カット 87pt/100pt✨
 心に来る度 70pt/100pt
 後味残る度 --pt/100pt
 撮影構図  86pt/100pt✨
 カメラ動作 87pt/100pt✨
 固有の演出 --pt/100pt
 言葉選び  81pt/100pt✨
 映像美   --pt/100pt
 視覚効果  --pt/100pt
 美術    79pt/100pt
 キャスト  87pt/100pt✨
 演技    75pt/100pt
 顔芸レベル --pt/100pt
 キャラデザ 87pt/100pt✨
 衣装    85pt/100pt✨
 メイク等  87pt/100pt✨
 音響・録音 79pt/100pt
 サントラ  97pt/100pt✨✨
 歌曲    --pt/100pt
 主題歌   --pt/100pt

《ジャンル点》
 ヴィラン  -pt/100pt
 アクション 93pt/100pt✨✨
 歌唱力   -pt/100pt
 ダンス   -pt/100pt
 肉体美   -pt/100pt
 ミステリー -pt/100pt
 サスペンス -pt/100pt
 コメディ  -pt/100pt
 ファミリー -pt/100pt
 カワイイ  -pt/100pt
 ビックリ  -pt/100pt
 ゾワゾワ  -pt/100pt
 胸糞悪さ  -pt/100pt
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